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腸活を始める前にやるべきこと〜Part4〜

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こんにちは、久家です。

 

腸活を始める前にやるべきこと

前回は

腸の環境を良くするためには

脳の環境を良くしないといけない

 

そしてそのためには

脳をしっかり休めること

脳のデトックス

が必要で、それができるのが

睡眠と瞑想

ということをお伝えしました。

腸活を始める前にやるべきこと〜Part3〜

 

特に

脳のデトックスができるのは睡眠だけです。

 

ぜひ腸活の効果を高めるために

質の良い睡眠習慣を

作ってくださいね。

 

今回は

腸活を始める前にやるべきことの4つ目

ストレスケア

についてお伝えします。

 

闘争か逃走か

私たちにとってのストレスは

人間関係

仕事

多忙な毎日

と言ったようなことがですが、

これらは人類の歴史的に見ると

脳にストレスをかけてきたものではありません。

 

前回、

今のこの社会は

人類の歴史のほんの一瞬にすぎず、

人間は地球上に現れてから

99.9%の時間を

狩猟と採集をして暮らしてきている

とお伝えしましたが、

 

このことを踏まえると

脳にストレスをかけてきたものは、

ライオンに遭遇した時のような

緊急性の高い脅威に遭遇した時

つまり

「闘争か逃走か」

の判断をする時なのです。

 

人間の体はストレスがかかると

HPA系というシステムが作動し

脳から副腎に指令がいき、

副腎から

コルチゾール

というホルモンが分泌されます。

 

HPA系と呼ばれる

ストレスシステムは

祖先たちが暮らしていた、

今より相当に危険の多い世界で

生き延びるために発達してきました。

 

不意にライオンに遭遇すると、

HPA系が警報を鳴らし、

コルチゾールを分泌するように要請します。

 

コルチゾールは

エネルギーをかき集めて

心臓の拍動を強く早くします。

 

ストレスを感じて

心拍数が上がるのを

経験したことがある方も多いと思います。

 

ではなぜストレスを感じると

心拍数が上がるのでしょうか?

 

それは

ライオンに遭遇したら、

素早く反応して、

攻撃に出るか、走って逃げるか

しなければならないからです。

「闘争か逃走か」

どちらにしても

筋肉に大量の血液が必要となるので

心拍数が上がるのです。

 

現代で不意にライオンに遭遇することは

あり得ませんが、

この反応が

今も私たちの体に残っていて

ストレスにされされると

心拍数が上がるのです。

 

ライオンに遭遇した時と

仕事が忙しくてストレスを感じる時、

全く次元の違うことですが、

体の中ではどちらも

「闘争か逃走か」

の反応が起こっているのです。

 

脳は現代のストレスには適応していない?

当時の危険は、

今より頻度が高いだけでなく、

瞬時の反応を迫られるようなものが

ほとんどだったでしょう。

 

ライオンに対して

攻撃すべきか

逃げるべきか

そこでじっと立ち尽くして

悩んでいては、命はありません。

 

現代ではこのような

命に関わるレベルの心配は

ほとんどなくなりました。

 

しかし…

昔にはなかった

心理的、社会的なストレスがあります。

 

こういったストレスを受けても

先程もお伝えしたように、

脳内では

ライオンに遭遇した時と同じ

ストレスシステムが作動するのです。

 

・仕事の締め切り

・職場の人間関係

・子育ての悩み

・高額な住宅ローン

・「いいね」がつかない

といったようなことで。

 

現代の私たちのストレスは

ライオンに出くわした時ほど

集中力は求められませんが、

長時間持続することがほとんどです。

数ヶ月…

長ければ年単位

で続くこともあります。

 

しかし…

私たちのストレスシステムは

そういった類のストレスのために

進化してきていません。

 

長期間ストレスを受け続けて

ストレスホルモンの量が増えていると

脳はちゃんと機能しなくなります。

 

脳からすれば、こういうことです。

「睡眠、後回しにしよう」

「消化、後回しにしよう」

 

要は

寝ている場合ではない!

消化している場合ではない!

今は戦う時なんだ!

と脳が判断して

即座に解決すべき問題以外は

後回しにするのです。

 

それはそうですよね。

脳からしたらストレスは

生命の危機なわけですから。

 

ある程度の期間

ストレスを受け続けたことのある人なら、

経験があるのではないでしょうか。

お腹の悪くなったり…

吐き気がしたり…

不眠に苦しんだり…

 

こういう症状の人たちは

現代には多過ぎるくらいいるはずです。

 

「即座に解決すべき問題以外は

 後回しにする」

この脳の仕組みを考えれば、

何もおかしなことはありません。

 

ストレスを受けると

人間の体は…

知覚と感覚が鋭くなります。

 

筋肉へ流れる血液が増加して

筋肉が緊張して

すぐに行動できるよう備えます。

 

ホルモンが放出され、

血液の粘りが増して

怪我をしても出血を抑えられる状態に。

 

消化活動が休止され、

「消化活動をしている場合じゃない、

 今は戦う時なんだ」

と体が反応して

血液が胃腸から腕や足へ

流れていきます。

 

ストレスがかかり続けて

常に「闘争か逃走か」という

局面に立たされていると、

それに備えることを最優先にして

「闘争と逃走」以外のことは

全て放棄してしまうのです。

 

人間の体って凄いですよね。

長年の進化の過程を経て

完璧に設計されているなって思いますが、

残念ながら…

現代社会のストレスには

まだ適応できていないのです。

 

ストレスが与える腸への影響

ストレスがかかると

腸にはどのような影響があるのか?

 

ストレスがかかると

HPA系のストレスシステムが作動し

コルチゾールというホルモンが

分泌されるとお伝えしましたが、

このコルチゾールが

ダイレクトに腸の壁を弱くします。

 

すなわち

リーキーガットを引き起こすのです。

 

そして繰り返しになりますが

腸と脳は繋がっています。

脳が強いストレスを受ければ、

当然、腸の方にも影響が出てくるわけです。

 

さらに、

強いストレスを受け続ければ、

「消化活動をしている場合ではない」

と体は消化活動を休止するので、

腸は正常に動かなくなってしまいます。

 

どうですか?

これだけ腸に影響を与えるストレスを

ほったらかしにしたまま、

食物繊維を摂って…

ヨーグルトを食べて…

酵素ドリンクを飲んで…

果たして腸が良くなっていくでしょうか?

 

良くなるはずがありませんよね。

 

ストレスを

どのようにマネージメントしていくか

ストレスをどのように捉えるか

腸活をする上で

とても重要になってきます。

 

これが僕が

「腸活を始める前にやるべきこと」に

ストレスケアを入れている理由です。

 

 

いかがでしたか?

 

ストレスのある状況の人は

いくらいい食事をしても

いくらいい運動をしても

なかなか腸内環境は良くなっていきません。

 

厳しい食事制限をしたり

毎日30分〜1時間運動をしたり

それでも胃腸の調子がなかなか整わない。

そういう人がいますが、

おそらくこの場合は

ストレスという因子を見落としています。

 

ぜひこの機会に

ご自身の抱えるストレスのケアを

考えてみてくださいね。

 

 

地球上に存在した時間の99%、

動物にとってストレスとは

恐怖の3分間のことだった…

その3分が過ぎれば、

自分が死んでいるか敵が死んでいるかだ。

で、我々人間はというと?

それと同じストレスを

30年ローンで組むのだ。

 

これは

スタンフォード大学の

進化生物学教授の言葉です。

 

これくらい

現代社会のストレスって怖いものなのです。

 

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