こんにちは。久家です。
先月からスタートした
習慣セミナー
先月の第1回は「呼吸」でしたが
いかがでしたでしょうか?
繰り返しお伝えしてきましたが、
呼吸は毎日約2万回行う「運動」です。
この運動を正しく行えなかったら
いくら頑張って
ジョギングしたり
筋トレしたり
ダイエットしたりしても…
健康にはなれません。
健康を意識するのであれば
呼吸のクオリティが1番大事です。
ぜひ正しい呼吸を身につけて
健康な体を手に入れてほしいと思います。
セミナーの内容や
配信した記事の内容について
疑問点などありましたら
いつでも質問してくださいね。
今月行う
習慣セミナー第2回
テーマは
「筋膜リリース」
今回から
筋膜リリースについて
お伝えしていきます。
自分の健康を自分で作るために
コロナの感染が始まってから
多くの人の生活スタイルが変化しました。
それに加え、
これからの
「人生100年時代」
の健康のあり方を考えた時に
これまで以上に
「自分の健康は自分で作れるようになる」
ことが重要になってくると
僕は思っています。
記事の配信や
インスタの投稿などを行い
健康の知識やノウハウをお伝えしているのは
その実現のためです。
コロナの感染拡大による
緊急事態宣言やマンボウなどで
皆さんがなかなか
ご来院できない状況になりました。
そんな時期に
患者さんがご自宅でできる整体法はないか
と色々考えた結果、
僕が選んだのが
「筋膜リリース」
でした。
「筋膜リリース」という言葉は
聞いたことのある方も多いと思います。
数年前から、
治療院
病院
エステ
スポーツ関係
など、様々な分野で聞かれるようになりました。
ちゃんとやれば、とても効果の出るものなので、
筋膜リリース用のグッズも
色んなものが販売されています。
しかし、
僕はあえて患者さんたちには
勧めていませんでした。
それは
めちゃくちゃ痛いから
相当強い刺激が入るので
痛みをこらえないといけないのです。
しかし
ストレッチや
エクササイズをするよりも
断然効果的なので、
コロナ禍を機に
施術でご来院される方々に
お伝えするようにしました。
すると意外にも…
多くの方が受け入れてくれたんです。
そして
「調子がいい」という方が続出。
ストレッチやエクササイズは
なかなか続かなかった人たちが
結構な割合で続けてくれています(苦笑)
僕自身も
もう2年近く続けていますが
2年前とは
全く体の状態が違いますね。
セルフケアとして
毎日欠かせないものになっています。
時代とともに人の体も変化している
ここ数年、
デスクワークの増加
スマホ・タブレットの普及
YouTubeの利用増加
など
ライフスタイルの変化により
人はどんどん動かなくなっていて、
患者さんたちの体も
一昔前とは大きく変わっているのを感じます。
一番大きく変わった点は
筋膜が癒着して体が硬くなっていること
これが原因で
肩こり、腰痛をはじめとした慢性症状
そして
体の歪みや猫背、反り腰などの不良姿勢
が治りにくくなっています。
この傾向は、
コロナ禍のこの2年で急激に加速しました。
今後もこの傾向は続くでしょう。
筋膜の癒着に関しては
次回詳しくお伝えしますが、
深部の筋膜の癒着がひどくなると
ソフトな低刺激では
この癒着はなかなか取り除けないんですね。
そこで、
この問題を解決するのが
筋膜リリース
です。
はじめての筋膜リリース!
実際に筋膜リリースとは
どんなことをするのか?
使用するのは
「フォームローラー」
という
筋膜リリース用の筒です。
やることはシンプルで
押すと痛いところ
凝り固まっているところに
ローラーを当てて体重を乗せます。
その状態で
30秒〜90秒キープする。
これだけです。
例えばこんな感じです。
これを全身まんべんなくやります。
どんな感じなのかを
漠然とでもイメージして頂くために
僕がはじめて
筋膜リリースをやった時のことを
少しお伝えしますね。
最初のうちは
どこをやっても
とにかく痛い・・・
始めて1ヶ月は
「うわぁ〜」
「痛タタタタ」
と声を上げて悶絶し…
ひたすら痛みに耐えながら
行なったのを覚えています。
ネットで紹介されているものは
女性が笑顔でやっていたりしますが、
特に最初のうちは
あんな笑顔でやれるようなものでは
決してありません(苦笑)
しかし
筋膜リリースをして
実際どうなったかというと…
まず柔軟性が上がったのが
はっきりと分かりました。
一番分かりやすかったのが
立った状態からの前屈。
僕は普段
指が床につくかつかないか
ぐらいなのですが、
リリース後は
指全体が床についてました。
筋膜リリースを始める前、
普段はストレッチをしていましたが、
ここまで柔らかくなることは
なかなかありませんでしたね。
しかも1回やっただけで…
これには正直驚きました。
そして
血行が良くなり
汗がじんわり出るくらいでした。
この汗は
痛みに耐えたものも
含まれるとは思いますが(笑)
でもリリース後は
体の奥から温まっているのが
はっきりと分かりました。
とても気持ちの良い状態です。
施術ではなく
自分で行なうセルフケアで
ここまでの状態が作れるとは
全く思ってもいませんでした。
痛いけど…効果バツグン!
筋膜リリースを続けてきて
そして
続けてくださっている
患者さんの体を診てきて
分かったことがあります。
それは、
筋膜が癒着するスピードが速い
ということ。
リリース中は、
完全に痛みがなくなることはないのですが、
痛いのが気持ちいいぐらいの感覚になり、
実際に筋肉が柔らかくなっているのを
はっきりと実感できます。
しかしこの状態、
長く続かないんです。
筋膜リリースを始めた当初は
朝行なったら、
その日の夜には
もう戻っている感じでした。
これは…
「癒着する速度が早すぎて
筋膜のリリースが追いついていない」
ということです。
要するに
私たちはこれほど筋膜が癒着してしまう生活をしている
ということなのです。
それなら、
もっとリリースしようと思い
1日3回、全身
筋膜リリースを行うようにしました。
しっかりリリースするか、
筋膜自体を一旦壊して
新しい筋膜を再生させるか
それぐらいやらないとダメだな
って思ったんです。
場所によっては、
激痛だったところが
5日ぐらい続けると
そんなに痛みを感じなくなった所も
出てきました。
その後は、
1日に1回に戻して
無理せず継続することに。
僕が初めて
筋膜リリースを教わった時に
言われたのは…
「始めてからだいたい1ヶ月くらいは
痛いのが続くからね。
その後は全く痛くなくなるから
がんばって!」
ということでした。
しかし当時は
めちゃくちゃ痛かったので
「嘘でしょ?」
と疑っていましたね(笑)
でも実際に1ヶ月続けてみると
あれだけ痛かったものが
本当に痛くなくなりました!
これには本当に驚きましたね。
筋膜リリースを行なった後の体は
非常に良い状態です。
なので
この状態を自分で作れて、
なおかつ
本当に1ヶ月後に激痛を感じず
リリースができるようになるのであれば、
痛みをこらえてでも
やる価値は十分あります。
それぐらい体が変わりますよ。
筋膜リリースを習慣に!
僕は治療家になってから
18年になりますが、
施術のやり方は結構変化してきました。
スポーツマッサージに始まり、
親指でゴリゴリ押す指圧
運動療法
PNF
バキバキする矯正
などなど、
そして7年前から
疲労回復整体と言われる
今の型になっています。
このやり方になってからは、
強い刺激を
ほとんど入れないようになりました。
理由は、
何よりも患者さんの安全第一
どんな施術でも
人の体に外からの刺激を入れるものなので、
極論を言えば、
無い方がいいわけです。
でも、放っておいたら
体が悪くなる一方なので、
施術を行なって
体が治る状態を作ること。
これが整体です。
理想は
最低限の刺激の強さと量で整えること
だと思っています。
この考え方のもと、
今の施術の技術を磨きながら
いろんな症状に
対応してきたのですが…
現代社会を生きる人たちは、
そのライフスタイルによって、
体全体、そして体の深部まで
筋膜が癒着してしまっているので、
それを改善する方法が
新たに必要になってきています。
今行なっている施術や
生活習慣の改善だけで
日頃からいい状態を維持するのは
難しくなっているんですね。
そこで今回、
習慣セミナーで
「筋膜リリース」をお伝えして
日頃のセルフケアとして
習慣にしていただこうと考えています。
今月はこれから
筋膜リリースに関する情報を
配信していきますが、
僕も始めるまでは
人に話を聞いたり、
ネットで色々調べたりして
やろうかどうしようか
結構頭でばっかり考えていました。
「痛いならやめておこうかな」
「患者さんたちは受け入れてくれるだろうか」
「本当に効果があるんだろうか」
でも考えてばかりでは、
何も前には進みません。
論より証拠
とりあえずやってみて
良ければやる、
悪ければやめる
僕はそうシンプルに考えて
とりあえず始めてみました。
世の中には
色々なセルフケアがありますが
今のところ僕が知る限り…
筋膜リリースが飛び抜けて効果抜群です。
「痛いのは大丈夫」という方は
すぐにでも始めてほしいですし、
「痛いのが気になる」という方は、
1度体験してほしい
そう思っています。
今回の習慣セミナーでは
全身の筋膜リリースを
体験して頂く予定です。
やり方に関しては
YouTubeなどで検索しても
たくさん出てきますが、
動画ではなかなか
伝わりにくい部分もありますので
実際に行ないながら
ポイントをしっかり
お伝えしようと考えています。
連休明けくらいから
第2回の募集を始めますので
もう少しお待ちくださいね。
次回は
筋膜リリースについて
詳しくお伝えしたいと思います。
お楽しみに!
最近のコメント