こんにちは、久家です。
健康というものを考える時に
考えるべき習慣は
睡眠、運動、食事
なのはご存知かと思いますが、
この3つの習慣を
より良いものにするのが
「姿勢」です。
睡眠中の「寝姿勢」が
良いものであれば
睡眠の質は上がり
体の回復は促進されます。
良い姿勢で運動するか
悪い姿勢で運動するかで
運動の効果は変わってきますし
パフォーマンスにも差が出てきます。
呼吸1つとっても
姿勢次第で大きく変わります。
食事に関しても
姿勢次第で
内臓の働き方が変わり
消化吸収に影響が出ます。
ただ単に
良いものを食べればいい
というわけではないのです。
このように
姿勢というものは
生活習慣を高める上で
とても重要な要素なんですね。
肩こり、腰痛、頭痛、むくみ、冷えなどの
慢性症状が続いている方のほとんどは
姿勢が悪いです。
施術の中で話を伺っていても
ご自身の姿勢を気にしている方は
非常に多い…
しかし
絶対に何とかしよう!
姿勢を良くするんだ!
という人が
どれくらいいるかと言うと…
残念ながら
ほとんどいませんね。
「良くなればいいな」
「今以上悪くならなければいい」
といった方が大多数です。
これって非常にもったいない。。。
せっかく健康になれるチャンスを
自ら逃しているようなものです。
そこで今月の習慣セミナーでは
姿勢について深掘りして
良い姿勢を習慣化する方法
をお伝えします。
日常で最も負担がかかる姿勢とは?
あなたにまず知ってほしいのは
姿勢が悪いというだけで
日常生活の中で体に負担をかけ続けている
ということです。
では体に負担になる姿勢とは
どういった姿勢でしょうか?
立っている時と座っている時、
どっちが体にとって負担になるか
ご存知ですか?
下の図をご覧ください。
直立姿勢を100とした場合の
腰の負担度を比較すると…
仰向けで寝る:25
横向きで寝る:75
真っ直ぐ立つ:100
立って中腰:150
座る:140
座って前屈み:185
立ちっぱなしの方が
ハードなイメージがありますが、実は
座りっぱなしの方がリスクが高いんです!
そして
一番リスクの高いのが
「座って前屈み」の姿勢。
これはまさに…
スマホやパソコンに向かって
猫背になっている姿勢そのものです。
数字で見ると…
恐ろしいですね。
真っ直ぐ立っている時に比べると、
椎間板への負担は
2倍近くにまで跳ね上がります。
腰に悪いのは誰が見ても明らかですよね。
椎間板とは
背骨1つ1つの間に存在する
円形の繊維軟骨。
腰痛で整形外科を受診して
「骨と骨の間が狭くなっています」
と言われた経験がある方もいると思いますが、
これは
椎間板がすり減って狭くなっている
ということです。
すり減って狭くなれば
骨と骨の間のクッションが
なくなるようなものなので、
当然体にかかる負担は大きくなります。
ヘルニアになる可能性も高くなるでしょう。
そして
擦り減ってしまったら…
基本的に椎間板は再生できません。
再生できないのなら、
いかに擦り減らさず守っていくかを
考えていく必要があります。
「動かなくなった」と言われる現代人…
生活していれば、
仕事上、
長時間座らなければいけない場面もあるでしょう。
これからの時代に
体に負担だからといって、
スマホやパソコンを
使わないわけにはいきませんよね。
毎日どのような姿勢で座るかが、将来のあなたの腰の状態を大きく左右するのです。
地に足をつけて座ろう!
座り姿勢をよくする方法は
セミナーで詳しくお伝えしますが、
負担を減らすことは
ちょっとしたことで可能です。
“両足(足底)を床につけて座る”
もしできていない人がいたら
これは必ずやってください。
単純に安定するからです。
・つま先だけついている
・足を組んで片足が浮いている
・両足が浮いている
このような状態で座っていたら
ほぼ座面でのみ
体を支えることになるので
姿勢を安定させるのに
必要以上に体が頑張らないといけません。
直立姿勢で100とした時の
腰の負担度は
座って前屈みで185
とお伝えしましたが、
これが200にも250にもなるということです。
あなたはわざわざ
体に負担のかかる座り方をしていませんか?
まずは地に足をつけて
毎日を過ごしていきましょう!
スマホ・パソコンで姿勢が悪くなるのは当然のこと!?
「良い姿勢をキープしようと思わないでください」
僕は施術の中で
姿勢が悪い人に対して
必ずこうお伝えしています。
自分の姿勢が悪い
と自覚している人ほど
「良い姿勢をキープしないと…」
と思いがちです。
もし今これを読んでいるあなたも
そう思っているなら、
まずは次のことを頭に入れてください。
長時間同じ姿勢をキープするのは、そもそも無理なこと
最初から無理なことは、やるだけ無駄です。
そして今から
非常に重要なことをいうので
しっかり覚えておいてください。
そもそも人間の体は、長時間同じ姿勢で座るようにはできていない
人間の脳は
1万年以上変わっていません。
ということは、
1万年以上前の生活スタイルに
脳は最適化されているということです。
スマホやパソコンが
姿勢が悪くなる原因と言われています。
パソコンが普及したのは
ここ20年くらいでしょうか。
スマホに関しては
まだたったの10年くらい。
いくら毎日やるものだからといって
1万年以上も変わっていないものが
10年、20年で変わるはずはありません。
なので
毎日長時間座って
パソコンやスマホをするということは
そもそも無理なことを
体に強制しているようなものなのです。
だから、
耐えきれずに姿勢が悪くなったり、
肩こりや腰痛が出たりするのは
むしろ当然のこと。
まずはこのことを知っておきましょう。
大事なことなので繰り返しますね。
そもそも人間の体は
長時間同じ姿勢で座るようには
できていないのです。
姿勢はキープするものではない!
長時間座って
パソコンやスマホをする時って
だいたい仕事中か
自分の時間を楽しんでいる時だと思います。
仕事に集中しないといけない時…
プライベートで
好きな動画やSNSを見たりしている時…
そんな時に
姿勢のことなんて
わざわざ気にしてられませんよね。
姿勢を良くしようと
モチベーションが高い時は
できるかもしれませんが…
ほぼほぼ続かないです。
こういった点からも
良い姿勢をキープしようなんて
無理なことなのです。
ではどうしたら良いのか?
僕が患者さん達にお伝えしているのは…
「キープ」ではなく「リセット」
良い姿勢を作って
その姿勢を「キープ」するのではなく、
姿勢が悪くなっていると気づいた時に
「リセット」しましょう
ということです。
このリセットする機会を
1日の中でできるだけ増やしていって
姿勢をリセットする習慣をつけるのです。
習慣化するためのコツとしては
「ルール」を作っておく
これがオススメです。
例えば…
YouTubeの動画を
2本観たらリセットする。
インスタの投稿を
3記事観たらリセットする。
みたいな感じで
自分のスタイルに合わせて
リセットするタイミングを
ルール化しておくのです。
これにプラスして
気づいた時にリセットをすれば、
1日の間に
それなりの回数
姿勢をリセットすることができます。
最初は少なくても構いません。
リセットすることが習慣化してくると
ちょっとした姿勢の崩れでも
無意識にリセットできるようになり
自然と回数も増えてきます。
姿勢が良い人というのは
良い姿勢をキープしているのではなく、
無意識にリセットを繰り返しているのです。
・良い姿勢をキープするのは
そもそも無理なこと
・姿勢はキープではなく
リセットするもの
以上の2つを意識して
ご自身の姿勢と向き合ってみてください!
いかがでしたか?
パソコンやスマホが
これだけ普及してくると
どんな人でも
座っている時間が
どうしても長くなってしまいます。
お仕事によっては、
睡眠時間よりも
座っている時間の方が長い人も
いるのではないでしょうか。
今回お伝えしたように
皆さんが
パソコンやスマホをしている時の
座って前屈みの姿勢は
体にめちゃくちゃ負担がかかります。
その姿勢のまま
10年、20年、30年と過ごしていけば
あなたの体はどうなると思いますか?
ここまで読んでくれたあなたなら
容易に想像できるのではないでしょうか。
あなたの将来の健康のためにも
今日から姿勢に対する意識を
変えていきましょう!
以下、習慣セミナーの詳細です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
習慣セミナーでは
毎月テーマを変えてお伝えしていきます。
第4回のテーマは
「姿勢」(7/31まで)
今回の習慣セミナーでは…
①姿勢のリセット方法
②姿勢改善のための呼吸法
③姿勢筋エクササイズ
をお伝えし、
今のあなたに必要な
「姿勢改善」の方法をご提案します。
所要時間は1時間
施術の時と同様に
当院で1対1の対面で行います。
料金は5000円(税込)
予約は以下のいずれかからお願いします。
電話
ネット(エキテン)
LINE
最近のコメント