こんにちは、久家です。
先日家に帰って
何気にテレビをつけると
健康番組で
「この食材で細胞が若返る!」
という内容のものをやっていました。
この食材には
こういう栄養素が入っていて…
こういった菌が入っていて…
それにはこういう効果があって…
的なVTRが流された後、
スタジオのタレントさんたちが
「スゴい!明日から食べます!」
「私も毎日摂っています!」
といったコメントをする。。。
これで翌日から
スーパーでその食材が消える
みたいな現象が起こるわけです(笑)
食材についての情報は
間違っていないと思いますが、
僕が健康番組を見て
いつもツッコミたくなるのが、
「食材や栄養素を考える前にやることがあるだろ」
ってことです。
今回から「食」に関してお伝えしていきます。
健康番組の情報に飛びつく前に
まずは今回の内容を頭に入れておいてください。
それでは始めていきましょう!
健康法は自分で作る!
突然ですが、
以下の問題を考えてみてください。
1980年から2011年までの30年間で
日本人の1日の平均摂取カロリーは…
- 増えた
- 減った
どっちだと思いますか?
…
…
…
正解は、2 です。
大変興味深いことですが
1980年から2011年までの30年間で
日本人の1日の平均摂取カロリーは
2100kcalから1900kcalへ
200kcalも減っているんです。
全然増えてないんですね。
そして
2011年以降はほぼ横ばいです。
これ、意外じゃないですか?
世の中の雰囲気というか
メディアで言われていることを
鵜呑みにすると
どんどん食が欧米化していって…
外食が増えて…
インスタント食品とかが増えて…
その結果
カロリー摂取が増えているから
日本人にも肥満が増えているんだ
的な雰囲気があります。
でも実際にはそうではなくて
摂取カロリーは下がっているんです。
しかし…
肥満は増えています。
生活習慣病も増えています。
これはなぜでしょうか?
いろんな可能性があると思います。
これは結論が出ている話ではないので
回答があるわけではないのですが、
可能性としてどのようなものがあるか
ぜひこの機会に考えてみてください。
例えば…
・運動不足の人が増えた。
・代謝そのものが落ちた。
・食べ物の質が悪くなった。
などなど。
運動不足の原因、
食べ物の質が悪くなった原因などを
さらに考えていけば
もっと具体的な理由が
見えてくるかもしれませんね。
何が正解かは分かってはいませんが、
他にもいろんな要素が考えられると思います。
何が言いたいかと言うと…
肥満にせよ、
体調不良にせよ、
病気にせよ
アレルギーにせよ
肩こり・腰痛にせよ
とにかくまずは
自分の体の状態が理想の状態にない原因を自分で考えてみることが大事
という事です。
世の中で言われていることは間違っている
と言いたいのではありません。
「何でも鵜呑みにしない方がいい」
ということです。
誰のものでもない
自分の大切な体のことです。
「世間ではこう言われているから」
「みんなやっているから」
というだけで鵜呑みにする
ザ・日本人的な感覚は非常にリスクが高い。
自分で考えて出した結果、
それが世の中と一緒であれば、
それはそれでいいと思います。
めんどくさいことかもしれませんが
これからの時代
こうやって自分で考えることをしないと
健康ビジネスに巻き込まれて…
時間とお金を無駄に使って…
結果、不健康になっている…
みたいなことになりかねません。
世の中みんなが
健康になっているのであれば
みんなと一緒でいいと思いますが、
世の中の人がみんな健康に見えますか?
これだけ健康ビジネスが流行るということは…
それだけみんな不健康だということです。
僕が常々皆さんに
健康法というのは自分で作り上げていくものですよ
というのは
こういった背景も理由の1つなんです。
“体に良いものを摂る”ではダメ!
今回から
食事についてお伝えしていきますが、
食に関する情報は
・テレビの健康番組
・インターネット
・YouTube
・SNS
なんかを調べれば
誰でも簡単に得られる時代になりました。
みなさんも
何かしら調べて試したことが
あるのではないでしょうか?
そして経験的に、
「単発的に何かやったからといって結果が出るものではない」
ということは
みんな頭では分かっています。
でも実際ほとんどの人が
「〇〇を食べるだけで痩せる!」
「△△を予防できる食材はコレ!」
みたいなキャッチーなものに飛びついて
結果が出ずに終わっているのが現状。。
健康な体を作る上で
「食」はとても重要な要素ですが
ただ単に体に良いものを摂ればよいか
と言うと、
そんな単純なことではなくて…
どのように摂っていくか、といった「戦略」が必要なんです。
多くの人が何の戦略もなしに
ただ「良いもの」を摂ろうとしているから
結果が出ないんです。
そもそも栄養バランスって?
食の戦略を考えるにあたって
重要なことは…
影響力が大きい所から順番に押さえる
ということです。
食に限らず何でもそうですが、
世の中の人たちは
頭では分かっていても
このことができないんです。
できない理由は色々ありますが、
そもそも
何の影響力が大きいか小さいかが分からないんです。
特に人体に関しては
ほとんどのことが
明確には解明されていません。
確認のしようがないのです。
生きている人間の中の反応を
まだ完全には見れないので…
だから試験管レベルで
反応を観察することはできますが、
それが果たして体内と同じ環境かと言ったら
決してそんなことはありません。
体内には
まだ発見されていないような
酵素もいっぱいあるだろうし、
腸内環境の話であれば
ほとんどの腸内細菌は特定されていないので
腸内に何が住んでいるかすら
よく分かっていないのです。
それを総合して
腸内環境って呼んでるわけで…
そんな分からないものを
どんどん突き詰めていこうと思うと
混迷を極めるだけで
何がいいか分からなくなっていくんですね。
そして細かい情報に
右往左往するようになってしまう…
これが
世の中の多くの人が陥っている
膨大な健康情報に振り回されている状態
だと思います。
そうならないためにも
影響力が大きい所から
順番にやっていくんです。
この視点で食というものを考えると
1.腸内環境の適正化
2.脂質摂取の最適化
3.抗酸化と解毒
この順番で
体に対する影響力が大きいので、
栄養摂取に関しては
従来言われている
何の根拠もない「バランス」ではなく
上記3つの戦略に従って
栄養バランスというものを
考える必要があります。
健康番組やSNSなどの情報は
この視点が抜けているんですね。
次回から
この戦略について
1つずつお伝えしていきます。
ぜひ一緒に
あなたに必要な食の戦略を
立てていきましょう!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
久家
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