こんにちは、久家です。
何か悩んでいることや
迷っていることに対して
やればやるほど…
頑張れば頑張るほど…
状況が悪化する
こんな経験ありませんか?
一生懸命勉強すればするほど
分からないことが増えてくる・・
たくさん練習すればするほど
どうすればいいか
分からなくなってくる・・
今回お伝えする内容を
何度も読んで頂ければ、
そんな状況から
抜け出せるかもしれませんよ。
それでは始めていきましょう!
学ぶほどに迷いが増える?
仕事にしても…
育児にしても…
スポーツや習い事にしても…
それまで
やったことがないことを始めると、
最初のうちは
急速な成長を感じるものです。
しかし
その最初の成長には限界があって、
どこかで必ず停滞します。
頑張っても、努力しても、
成長しない時期です。
それを超えるとまた
成長期がやってきますが
前回よりも早い段階でまた停滞する…
さらに
それを乗り越えるための努力と時間は
前回よりも長くなる。
それを繰り返していく中で
「自分には向いていないんじゃないか」
と諦めてしまう
といった経験は
誰しもあるのではないでしょうか?
学ぶということにおいても
全く同じことが起こります。
何かを学び始めると、
急速にいろんな知識が入ってくることで、
自分の成長を実感できます。
それが面白いので
「もっと、もっと」と
学びを求めていくようになるんですね。
ところが
その人間的成長にも
停滞する時期がやってくる。
学べば学ぶほど楽しくて、
自分のことや社会のことが
見えるようになってきた気がしていたのに、
学べば学ぶほど
いろんな考えや価値観、知識が
なだれ込んできて、
何が正しいのか、
どうしたらいいのか
よくわからなくなってくる…
「学べば学ぶほど迷いが増える」
実際、その通りだと思います。
「未知」と「既知」
誰でも最初はすべて
「未知(知らないこと)」
です。
そこから学び、
いろいろな経験を通して
「既知(知っていること)」
を増やしていくわけですが、
「既知」をどれだけ増やしても
最後にわかることは
歴史上の知の巨人ですら、
「私は何も知らないというだけがわかった」
ということだったわけです。
これは決して
大袈裟でも謙遜でも、
自分を卑下しているわけでも
ありません。
よく学ぶ人ほど
本当にそう思うようになるんだと思います。
学ぶことによって
知識を得たり…
技術を身につけたり…
経験を積んだり…
そういったことは
風船を膨らませることに
喩えることができます。
外の空気を自分が吸い込んで
中に入れていく場合、
中に入れた空気が「既知」
外の空気が「未知」
そして
「学ぶ」とは、自分の知っていることを増やして風船を大きくしていくこと
と言えます。
しかしどれだけ風船の中に
空気を入れて大きくしても、
未知(風船の外の空気)の方が圧倒的に多い。
僕たちは
どれほど知識が多いと自慢しようと、
誰かのことをすごいと評価しようと、
所詮は風船の中の「既知」の量が
他の人と比べて多いとかすごいとか
言っているだけで、
誰であれ「既知」の量は
風船の外側にある「未知」とは
比べようもないほど少ないんです。
それでも
「知ってること」を増やそうと
学び続けると、
風船はどんどん大きくなっていきます。
別の言い方をすると
どんどん外の空気(未知)と接している「面」が広がっていく
とも言えます。
つまり、
風船の中身(既知)が少なければ、
その外(未知)との境界面は
小さいので、
「知らないことは少ない」
と思えるのですが、
中身(既知)が多くなればなるほど、
その外(未知)との境界面は
大きくなっていくわけなので、
「あれも知らない」
「これも知らない」
と知らないことだらけになっていくわけです。
好奇心を満たせ!
仕事でも、育児でも、
結果を出そうと
学びや経験を積めば積むほど
分からないことが増えてくるので、
学び続けることに対して
臆したり、
場合によっては
絶望してしまうという人も
いるかもしれません。
もしそうならあなたは
学ぶ目的が
「答えを探すこと」
なんだと思います。
人生で迷って…
どうしていいか分からないから
「答え」を知りたくて…
一生懸命学んでいるのに
学べば学ぶほど、
迷いや分からないことが増える…
となれば、
それはしんどいですよね。
精神的にも
追い詰められてしまいます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
学びの目的を
「好奇心を満たすこと」
にしてみてはどうでしょう。
知らないことを知りたいと思う。
これが好奇心です。
風船の中身を大きくして、
未知との境界面を大きくすることが
目的になれば、
知らないことが増えるという事実は、
苦しみではなく喜びになります。
新しいことを学べば
次から次へと
知らないことが出てきます。
好奇心を満たすことを
目的として学ぶ人にとっては、
知らないことがたくさんあるというのは歓迎すべきことです。
だから、
未知との境界面が広がり続けることは
嬉しくてたまらない。
結果、
学び続けることができるわけです。
僕自身
仕事や家族のことで
色々と悩むことがあります。
それを解決するための
「答え」を探して
学んでいた時期もありましたが、
学べば学ぶほど
苦しくなり…
結果も出ず…
メンタルも落ちて…
何のためにやってるんだろうって。
でも今
いろんなことに好奇心を持って
それを満たすために
学ぶようになってからは、
悩みに対して
挑戦していく感じすらあります。
一見
僕の悩みの解決とは
何も関係ないようなものにも
興味が湧き学ぶようになったのですが、
かえってそういったものからの方が
解決のきっかけが得られたりするんですね。
悩みを解決するために学ぶと
結果が出ず、
好奇心を満たすために学ぶと
結果が出る。
何とも皮肉な結果ですが、
当たり前と言えば当たり前。
だって、この両者の風船
どっちが大きいかと言えば
明らかに後者ですよね。
人間は生きている限り
たくさん迷うし
問題も次から次に起こります。
それをなくすことなどできない。
だからこそ、
それをなくすために学ぶのではなく、
好奇心を満たすために
学んでみてはいかがでしょうか。
無知からくる好奇心を武器に学び続ける
あなたの今の悩みを解決するきっかけは
ワクワクするものの中にあるかもしれませんよ。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
久家
最近のコメント