「酵素栄養学」を学んで栄養バランスのとれた食事を取ろう!Part1

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

整体&コンディショニングルーム Best Formの久家です。

今回は、【「酵素栄養学」を学んで栄養バランスのとれた食事を取ろう!というテーマでお伝えします。

当院では、患者様の症状改善のために、食事に対するアドバイスもさせていただいています。

その際に私が、『食』についての基本的な考え方として参考にしているのが…

「酵素栄養学」

というものです。

これは「酵素」を軸に置いた栄養学です。

現在、色々な食事に対する考え方がありますが、

正直なところ、何がいいのかさっぱりわからないものが多いです。

「玄米がいい」と言っているものもあれば…

「玄米が病気を作る」と言っているものがあったり…

水が・・・

油が・・・

何を基準に置くかによって、食事に対しての考え方って変わってしまうんですね。

そんな中、私が出会った食事に対する考え方の中で、明確に答えを出してくれているのが「酵素栄養学」です。

この考え方がわかってくると、何が体にいいのか、悪いのかの判断が自分でできるようになりますので、

溢れかえっている情報の中から、必要な正しい情報だけを選択することが可能になります。

最近では、酵素ダイエットや酵素ドリンク、サプリメントなどで耳にすることが多くなった「酵素」ですが、

「聞いたことはあるけど、よく知らない」

という方がほとんどだと思います。

そこで今回はまず、

・酵素とはどういったものなのか?

・酵素の働き

について解説し、

酵素栄養学における「健康・病気」というものに対する考え方をお伝えいたします。

それでは、早速はじめていきましょう!

酵素とは?

酵素とはどういったもので、体の中でどういった役割を果たしているのでしょうか?

それを理解するために、まず三大栄養素の役割から見ていきましょう!

三大栄養素の役割

「なぜ、人間は食物を食べるのか?」

その答えは実にシンプルで「エネルギーを得て活動するため」です。

そのために必要なのものはエネルギー源です。

皆さんもよくご存知の糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素がそれです。

三大栄養素は、生命活動の主力エネルギー源で、行動を起こすためのエネルギーや病気を退治するための免疫エネルギーになります。

この三大栄養素は自動車に例えるとガソリンのような存在です。

自動車がガソリンを入れただけでは動かないのと同じように、私たちの体も栄養素というガソリンを入れただけでは動かすことができません。

外部から取り入れたものから、体に必要なものを取り出して利用し、不要なものは排泄しながら、たえず新しい細胞に入れ替えているのです。

これが「代謝」です。

代謝が行われる私たちの体は、生命を維持するための一大化学工場とも言えます。

健康とは、体という化学工場のシステムが順調に稼働している状態なのです。

 

酵素は体内細胞の全てが必要としている

人間の体は約100兆個の細胞で構成されています。

これら100兆個の細胞は、1個あたり100万回の異なった化学反応を行なっていますが、これらの化学反応は、仲立ちする「触媒」の力がないと成り立ちません。

この触媒こそが「酵素」です。

三大栄養素が車のガソリンなら、酵素はバッテリーのような存在です。

人間が息をすることも、まぶたを閉じることも、話すことも、聞くことも酵素の働きです。

食べることも、そして食べたものを消化することも酵素なしでは何一つ行えません。

エネルギーを作り出すことも、細胞の入れ替えも、組織の修復、有害な毒素(老廃物)の排泄も全て酵素の力なのです。

体内にある100兆個のすべての細胞が、酵素を必要としているのです。

酵素がなければ、私たちは何もできず、その存在なくしては生きていく事ができません。

酵素がいかに大事であるか、これでご理解いただけると思います。

 

酵素の理解を深めるために一つ例をあげましょう

人間を家に例えると、三大栄養素はすべて家の資材です。

いい家を作るためには素材の吟味から始めなければなりません。ボロボロの素材ではいい家は立ちませんよね。体に良い食材を摂る必要性がここにあります。

また森の樹木をそのまま持ってきても、家は建ちません。太い柱や細い桟など、様々な建築部品を一度作り、それを組み合わせなければ、家はできません。良い家になるか悪い家になるかは素材の組み合わせによります。

酵素はこれら素材の解体や組み合わせを行う”建築に携わる作業員”です。

その役割は多岐にわたり、時には設計士であったり大工だったりします。壁を作ったり、床にタイルを貼ったり、畳の部屋も作ります。排水などの水まわりもいい家にはとても大事です。

作るときだけではありません。完成した家も時間が経てば傷んできます。水漏れ、壁のひび割れなどが起きます。そんな時には補修工事をしますが、その工事にも、いい材料といい大工が必要です。

その材料は三大栄養素をはじめとする栄養素で、補修整備をしてくれる大工が酵素です。

酵素の種類

酵素の種類は、大きく分けて2つあります。

1つは、私たちの体内にもともと存在する「潜在酵素」。「体内酵素」とも呼ばれます

この潜在酵素は、その働きにより「消化酵素」「代謝酵素」の2つに分けられます。

酵素にはもう1種類は、生の食物の中に含まれる「食物酵素」です。

植物や動物など、命あるものすべてに酵素が存在していますが、これらを食し、外部から取り入れる酵素が「食物酵素」であり「体外酵素」とも呼ばれます。

酵素の寿命

酵素にも寿命というか「耐用期間」があり、短いもので数時間、長くても数十日で消滅すると考えられています。

あるものは排泄され、あるものはアミノ酸に分解されてから再び吸収され、新しい酵素やタンパク質を作る原料になります。一部分を入れ替えながら、絶えず新しい酵素を作り続けています。

絶えず作り続けていると書きましたが、この酵素製造能力にも限界があります。

20歳をピークに、年齢を重ねるごとに少しずつ減っていき、40歳を越えると急激に減少していきます。

若い頃は、多少の無理をしても一晩ぐっすり寝れば体力は回復していたのに、中年になってからは、睡眠をとっても疲れがなかなか取れないと感じる人が多いと思います。

これは、体内での酵素の製造能力が落ちていることと、日々の生活の中での潜在酵素の使いすぎで代謝酵素が十分に働いてくれないからです。

酵素は毎日作られていますが、トータルでは一生で一定量しか作れません。

生まれたばかりの新生児には高齢者の数百倍の酵素が存在すると言われています。

生まれた時に与えられた、一生で一定量しか作れない酵素の生産能力を、毎日の生活の中で使って老化し、ついには病気になり、そして死んでいくのが私たち人間です。

だからこそ、その生産能力の無駄遣いをしない事がとても重要になってきます。

酵素は年齢によって、その質も変化します。ある研究によると、69歳以上の人の唾液中の酵素は、若い人に比べ、30倍も酵素活性が弱かったと報告されています。

酵素の力は年齢とともに弱まるのです。

酵素は銀行預金にも例えられます。

銀行預金は、引き出すたびに預金残高が減少していきます。消費が多ければ多いほど、そのスピードは増していき、残高ゼロはあっという間にやってきます。収入もないのに、なけなしの金を持って遊びまわっているとすぐに破産し、転落します。

それと同じで、悪しき生活環境で酵素を浪費し、潜在酵素という貯金を使い尽くしてしまうと、本来予定されていた時期より早く死が訪れるのです。

人間の「酵素貯蔵量」は150歳分くらいは存在すると考えられています。

しかしこれはあくまで無駄遣いをしなければという前提で。。

現代人の酵素の無駄遣いは実に多いと言わざるを得ません。ほとんどの人が酵素をこれでもかと浪費しています。

ファストフードに、焼肉、ラーメンなどの加熱調理した食物、深夜に摂る食事、スナック菓子に、喫煙や大量の飲酒など、悪しき食生活習慣によって酵素を無駄使いしているです。

さらに環境汚染や心身両面からの過剰なストレス。これでは消化酵素も代謝酵素もいくらあっても追いつけません。

潜在酵素の貯金を使い尽くし、40代、50代で健康を害し、幸せとはいえない人生を送ることになっても仕方ありません。

 

酵素がビタミン・ミネラルを使う!?

ビタミン・ミネラルはタンパク質などの三大栄養素の後にランクされ、五代栄養素と言われるほど重要なものですが、

これらは酵素がなければ体内で働く事ができません。

あくまで酵素が活躍するときの潤滑油的な存在なのです。

ビタミン・ミネラルは「補酵素」と言われ、字の通り、「酵素を補う」役割を保つ成分です。

5大栄養素とも言われるビタミン・ミネラルですが、働きから見れば、酵素が「仕事人」で、ビタミン・ミネラルは仕事人が使う「道具」。

どれだけ酵素が重要な役割を担っているかがわかってもらえると思います。

酵素は未だ未知の研究分野で解かれていない謎も多くあります。

しかし酵素の持つ力、それが生命、健康の維持に絶対に欠かせないものであることは間違いのない真実です。

酵素は、人間の体内で行われる消化作業と代謝作業の主役なのです。

消化酵素と代謝酵素

酵素の種類でお伝えしたように、体内で生み出される酵素は「消化酵素」「代謝酵素」の二つに分類されます。

ここでは、それぞれの酵素の働きを解説し、酵素栄養学における「健康・病気」というものに対する考え方をお伝えいたします。

どんなものを食べても消化酵素しだい

消化酵素は文字通り、体に取り入れた食物を消化する酵素です。そして、消化酵素以外の酵素がすべて代謝酵素です。

この2つを合わせたのが「潜在酵素」で、生涯で生産される量は決まっていることは既にご説明しました。

人間の体は、この一定の分量を消化作業と代謝作業に振り分けています。

どちらも生命活動にはなくてはならない存在ですが、重要なのは二つの酵素のバランス。

一方が多くなれば、もう一方が少なくなりますが、ポイントは消化酵素の占める割合が小さいことが健康な状態ということです。

 

私たちにとって大事な三大栄養素は、口から胃や小腸にいたるまで、それぞれの場所で異なる消化活動によって分解・消化されていきます。

消化の流れを簡単に説明すると…

食物を口に入れると、唾液によって分泌される消化酵素(プチアリン)を用いてその食物に含まれる炭水化物を消化します。

食道を通過できるほどのサイズまで砕かれた食物は、胃に到達し、胃酸とペプシンという酵素でタンパク質を消化する。ここで食物は、キーマと呼ばれる混合された状態まで分解され、小腸に向かいます。

小腸では、膵臓から分泌される酵素により、ほとんどの栄養素は分子レベルまで分解・変換され、小腸の微細な穴から体内に吸収されていきます。

おおむね消化された食物はその後大腸へ移動し、ここで水分や電解質の吸収が行われ、排泄されることになります。

これが消化の流れですが、要するにどれほど栄養価の高い食物を食べても、三大栄養素が分解されなければ、体内に吸収もされず、栄養にはならないのです。

すなわち、消化酵素の働きがあってはじめて、適正な栄養素を獲得でき、健康に直結するのです。

消化酵素を浪費すると…

冒頭で述べましたが、消化酵素の消耗は、代謝酵素の欠乏を招きます。そして、代謝酵素の欠乏が多くの病気を作り出すのです。

私たちが、食物を食べるたびに唾液、胃液、膵液、腸液に混じって分泌される消化酵素の量は、相当な量です。

体内酵素の浪費がどれくらい健康を損ねるか、生命そのものにどんな悪影響を与えるかがよくわかる実験があります。

アメリカの大学の外科医グループによるもので数匹の犬に管をつけ、膵液を体外に流失させるという実験です。

結果ですが、膵液を抜かれた犬たちは、普段通りのエサを与えられていたにもかかわらず、全て1週間以内に死んでしまったそうです。

同様な実験をネズミでも行った結果、7日を越えて生き残ったネズミはいませんでした。

膵液は、膵臓で作られ小腸の十二指腸に分泌される消化液で、三大栄養素を全て分解できるだけの多様な消化酵素を含んでおり、哺乳類の消化・吸収では中心的な役割を果たしています。

膵液を抜かれた動物たちの体内では、消化・吸収ができなかったのです。

酵素を消耗させる現代の食生活

恐ろしいことですが、日本人の現在の食生活は、この膵液を抜かれた犬たちと極めて似通っていいます。

インスタントやレトルトなどの加工食品白砂糖の入った食品、食品に含まれる添加物などが、実験で使われた膵液を抜く管の役割を果たしているのです。

その他にも、砂糖以外での高GI食品(GIはグリセリック・インデックスの略で血糖の指標)、高タンパク食品、残留農薬、トランス脂肪酸などの悪い油脂、加熱処理された無酵素食品などがあります。

これらを大量に摂る食生活では、自然な食のシステムではありえない多くの酵素を消費してしまいます。

悪しき食生活では、体中の酵素が消化酵素にどんどん動員され、浪費されます。そして酵素の蓄えが急激に減り、潜在酵素が著しく減少します。

そのため代謝や解毒に回る酵素が絶対的に不足してしまうのです。

これらの食品を食べていると、代謝酵素が十分に得られない状態を作り、健康状態を損ね、病気を引き起こす大きな原因となります。老化も進み、寿命も短くなってしまいます。

 

代謝酵素は生存活動すべてに関わる

私たちの体内では、1日に1~2兆個の細胞が新生され、またほぼ同じ数の細胞が消滅しています。

これらの営みすべてにかかわり、大きな力を発揮しているのが代謝酵素というなの「作業員」です。

代謝酵素は各細胞、各組織に存在します。

心臓、脳、肺、腎臓などあらゆる臓器には、1000種類以上の酵素が存在します。これらの各酵素群が継続的に100万種類以上の異なった化学反応を行い、体内のそれぞれの部分で決められた役割を分担しています。

エネルギーの産生や解毒、細胞再生、遺伝子の修復など、代謝酵素は生命活動すべてに関わっているのです。

人間の健康を脅かす最大の敵に活性酸素があります。

活性酸素は、人間が生きている限り、全身の細胞で発生し、その弊害は200種類にもなります。

活性酸素は細胞を酸化させます。この酸化が体を老化させ、あらゆる病気の原因となるのは、皆さんもご存知ではないでしょうか?

現代は、この活性酸素を発生させる要素が溢れています。

保存剤や防腐剤など食品添加物が体内に入ると、体は解毒作用のある酵素を分泌し、添加物を解毒しますが、この時も活性酸素が発生します。

また、ストレスも活性酸素を生み出します。

ストレスを受けると副腎皮質ホルモンが分泌され、その刺激に対抗しますが、このホルモンは合成する時にも、分解するときにも、活性酸素が発生するのです。

他にも水質汚染大気汚染農薬殺虫剤電磁波を発生する電化製品喫煙過度の飲酒なども活性酸素を発生させる要因です。

まさに現代社会は、活性酸素の産出の一大プラントと言えます。現代を生きる私たちは、この活性酸素とどう向き合うかが大きな課題となっています。

酵素に話を戻しますが、この活性酸素を除去し、体を守るものを抗酸化物質と言いますが、最大の抗酸化物質もまた酵素なのです。

エネルギーひとつ取っても、産生から、その副産物である活性酸素の処理まで、酵素は請け負っているのです。

 

健康は代謝酵素の働きにかかっている!

代謝酵素の働きは書けばきりがありません。

血圧の調整もそうですし、思考すること、体を動かすことも酵素の働きです。

心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす動脈硬化を防ぐのも、血栓溶解酵素という酵素が働いています。

活性酸素によってDNAが損傷され、がんが発生しますが、その傷ついたDNAを元に戻すのも、DNA損傷修復酵素です。

このように代謝酵素の働きは、生命活動そのものなのです。

人間が健康に生きられるかどうかは、これらの代謝酵素群の働きにかかっています。

酵素の備蓄(潜在酵素)を消耗させなければ、病気とは無縁の生活が約束されますし、逆に潜在酵素の不足が全ての病気の”大元”ということです。

これが酵素栄養学における「健康・病気」というものに対する考え方です。

まとめ

今回はまず、酵素とはどういったものかについてお伝えしました。

・人間の体を構成する約100兆個の細胞で行われる化学反応の触媒として働くのが「酵素」

・酵素がなければ、私たちは何もできず、その存在なくしては生きていく事ができない。

・酵素は、人間の体内で行われる消化作業と代謝作業の主役。

 

酵素の種類は、大きく分けると

私たちの体内にもともと存在する「潜在酵素」生の食物の中に含まれる「食物酵素」の2つがある。

潜在酵素は、その働きにより「消化酵素」「代謝酵素」の2つに分けられる。

 

消化酵素と代謝酵素について

・重要なのは二つの酵素のバランスで、健康な状態とは、消化酵素の占める割合が小さいこと

・消化酵素の働きがあってはじめて、適正な栄養素を獲得でき、健康に直結する。

・消化酵素の消耗は、代謝酵素の欠乏を招き、代謝酵素の欠乏が多くの病気を作り出す。

・代謝酵素はエネルギーの産生や解毒、細胞再生、遺伝子の修復など、生命活動すべてに関わっている。

 

以上のことから

酵素の備蓄(潜在酵素)を消耗させなければ、病気とは無縁の生活が約束され、逆に潜在酵素の不足が全ての病気の”大元”になる

これが酵素栄養学における「健康・病気」というものに対する考え方。

 

まずはこれらのことを頭に入れて、これから酵素栄養学について理解を深めていただけたらと思います。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

次回

【「酵素栄養学」を学んで栄養バランスのとれた食事を取ろう!Part2】では…

・健康になるために摂りたい食品について

お伝えします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

Facebook

コメントを残す

*