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悩み・苦しみが消えていく!ブッダの超・合理的な考え方

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こんにちは、久家です。

前回は

幸福の土台は

苦しみを選択しない生き方をすること

ということをお伝えしました。

 

ではどのようにそういった生き方をしていくのか

 

今回は、

「反応しない練習」

という本を参考に

苦しみを選択しない生き方について

お伝えしたいと思います。

この本の内容の軸となるのは

ブッダの教え

仏教です。

 

なんか怖い・・

宗教的なやつなの?

スピリチュアル的なのはちょっと…

という人もいると思いますが

安心してください。

 

そういった要素は全くありません。

 

この本で書かれているブッダの教えは

スピリチュアルというよりも

めちゃくちゃ合理的なものです。

 

私たちが抱える悩み・苦しみの

本質的な課題を特定して

課題に対して効果的な方法で

アプローチするものです。

 

著者は現役の僧侶の方ですが、

ブッダの悩み・苦しみに対する

合理的なアプローチを

現代に即した形に書き直してくれています。

 

ブッダの時代は

2500年前ですが

今も昔も

人間の悩みの本質は変わりません。

 

2500年前から語り継がれ、

多くの人を救ってきた

ブッダの思考法を参考に

苦しみを選択しない生き方について

考えていきたいと思います。

 

「ある」ものを「ある」と理解する

ブッダは、苦しみの解決の手順を

次の4つにシンプルにまとめています。

仏教の世界で

四つの心理(四聖諦)

と呼ばれるものです。

 

これは

「何かを信じれば救われる」

という宗教的なものではありません。

 

「こう考えれば、

 悩み・苦しみを抜け出せる」

というシンプルな思考法です。

 

苦しみがあるという現実を見据えて

その原因を理解して、

解決するための方法を実践する

最先端の医学となんら変わりのない考え方です。

 

ブッダの考え方は

私たちが日頃抱えている

苦しみを理解すること

から始まります。

 

まずは、

私たちの日頃の心境を

振り返ってみます。

・仕事が思い通りにいかない、やりがいがない

・人付き合いに苦労している

・言いたいことが伝えられず、ストレスを感じる

・いつまでも忘れられない重たい過去がある

・この先どう生きていけばいいのか不安

・子育てや家族関係のトラブルを抱えている

など、

人それぞれに抱えているものがあると思います。

 

ブッダはこのような

人間が生涯で体験する苦しみを

「8つの苦しみ」として

表現しています。

 

①生きること

②老いること

③病にかかること

④死

⑤嫌いな人と出会うこと

⑥愛する人と別れること

⑦求めるものを得られないこと

⑧ままならない人間の心

 

ブッダの考え方では

「人生には悩み・苦しむことがつきものだ」という現実を、最初に受け入れてしまいます。

 

まずは苦しみを

なくそうとするのではなく、

「人生には苦しみがつきもの」

という現実を理解するのです。

 

私たちが日々感じている

満たされなさ

生きづらさ

憂鬱

といった思いを

「ある」と認めてしまうこと

 

人によっては

「現実を受け入れることは辛い」

と思うかもしれませんが、

「受け入れる」のではなく

「ある」ものを「ある」と理解するだけです。

 

「私には悩みがある。

 〇〇で苦しんでいる」

と、はっきり自覚するのです。

 

悩み苦しんでいる人の多くは

漠然と苦しんでいる状態です。

苦しみをはっきりと自覚できていないので、

いつまでも苦しんでいる状態が続いているのです。

 

しかし

「悩んでいる」

「苦しんでいる」

と理解してしまえば、

どうすれば解決できるか

と考えを一歩前に進めることができます。

 

「ある」ものは「ある」とまず理解すること

 

苦しみを選択しない生き方は

ここから始まります。

人間関係の苦しみの「正体」って?

苦しみがあると理解したら

次に考えるのは

「この苦しみの正体は一体何だろう?」

ということです。

 

「苦しみの原因は“執着”にある」

とよく言われます。

 

執着とは手放せない心。

 

どうしても

しがみついてしまう

こだわってしまう

怒り、後悔、欲望

といった思いのことです。

 

なぜ人はざまざまな問題を抱えてしまうのか

なぜ執着してしまうのか

 

そうした悩ましい現実を作り出しているのが

心の反応

です。

 

確かに私たちは、

日々の生活の中で「反応」しています。

 

・何か考えごとをする…

・嫌なことがあって腹を立てる…

・思い通りにいかない現実に焦ってしまう…

・他人の目を気にして疑ったり不安になったりする

 

これらは全て

心の反応

です。

 

ついカッとなり怒りをぶつけて、

人間関係を壊してしまう。

 

大事な場面でつい緊張してしまい、

能力を出せずに失敗してしまう。

 

忌まわしい過去を思い出して、

「あの時ああしていれば…」

と後悔してしまう。

 

つい考えすぎて

「自分はやっぱりダメな人間だ」

と落ち込んでしまう。

 

こういったものも

全て心が反応した結果と言えます。

 

“執着”以前に、

苦しみを作り出しているもの

それが

心の反応

なのです。

 

自分の身の回りで起きている

現象自体ではなく、

心の反応こそが

苦しみを引き起こしているんです。

 

ということは…

私たちが日々

心がけなければならないことは1つ、

それは

無駄な反応をしないこと

です。

 

心とは、求め続けるもの

全ての苦しみは

「心の反応」から始まっている

これが理解できたとして、

ではなぜそのような反応をしてしまうのか?

 

「嫌なことがあって腹が立った」

という場合、

その怒りの反応の理由は明らかに

「嫌なこと」です。

 

しかし何でもがこんなにシンプルではありませんよね。

「なぜ自分がこんな反応をしてしまうのかわからない」

むしろこういったことの方が多いかもしれません。

 

人間が抱える苦しみの理由について

ブッダはこう語っています。

この求める心

次の7つの欲求を生み出します。

 

①生存欲

②睡眠欲

③食欲

④性欲

⑤怠惰欲

⑥感楽欲

⑦承認欲

 

確かにどれも

私たちの心の中にありますよね。

 

そして

この欲求に突き動かされて人は反応するんです。

 

欲求が満たされれば

喜びが生まれ、

欲求が叶わなければ

不満が生まれる…

 

こうして求める心が作り出す

喜び、

悲しみ、

失望、

不満

に満ちた人生を、ブッダは

「激流」「奔流」

と言い表しました。

私たちの日常が

非常に的確に喩えられていますね。

 

求める心は

仏教の世界では

「渇愛」

と表現され、

求め続けていつまでも渇いている満たされない心

という意味で使われるそうです。

 

求める心に反応してしまえば

心は満たされなさに駆られて、

次から次へと求め続けます。

 

ここで大切なのは

「心とはそもそもそういうものだ」と理解することです。

心とは求め続けるもの、

それゆえに渇き続けるものだと。

 

求めても満たされるとは限らないのが心

であるなら

そんなものに反応してもしょうがないですよね。

 

「心とは求め続けるもの」

と理解できれば、

このままではいけない

何かが足りない

という得体の知れない

焦りや欠落感などの心の渇きが収まって、

「人生はそういうもの」

と、身の回りで起こることに対して、

大きく肯定することができるようになります。

 

心とは求め続けるもの

 

しっかりと理解しておきましょう!

 

心の状態をきちんと見る

無駄な反応をせずに、

まず心を理解する

これが、

苦しみを選択しない秘訣です。

 

特に

心を理解するために

「心の状態を見る」習慣を持つと

日頃のストレスや怒り、

落ち込みや心配などの

無駄な反応

を抑えることができるようになります。

 

では

心の状態を見るってどういうことか?

その方法を3つご紹介します。

 

①言葉で確認する

心の状態を「言葉で確認する」方法です。

 

仕事中でも

家族や友人といる時でも

「今自分の状態はどんな状態だろう?」

と意識するようにします。

 

そして

「疲れてるな」

「やる気が落ちてるな」

「イライラしてるな」

というように

自分の心の状態を客観的に確認するのです。

 

日常の動作に対しても

同様に行います。

 

掃除をしていれば、

「今私は掃除をしている」

食器を洗っていれば

「今私は食器を洗っている」

歩いているときは、

「今私は歩いている」

といった感じで

ありのままに言葉で確認します。

 

このようにして

心の状態や体の動作を

客観的に言葉で確かめる習慣を身につけるのです。

 

やっていくと実感しますが、

言葉で確認すると

反応しなくなってきます。

そして、

反応しなくなれば当然

心は落ち着きます。

 

声に出して言うでもいいし、

紙に書き出す、

スマホのメモ帳に打ち込む

でもいいでしょう。

 

とにかく言葉にするのです。

 

誰でも簡単にできるので

この作業は日頃のメンタルケアとして

オススメです。

 

②感覚を意識する

まずは目を閉じて

自分の手を見つめましょう。
(意識する感じです。)

暗闇の中に「手の感覚」を感じます。

その手を見つめながら

上に挙げましょう。

「動く感覚」を感じます。

 

この時、

手の感覚がある

手の感覚が動いている

と意識します。

 

手を肩のあたりまで挙げて

元の場所まで下ろします。

その間も

目をつむったまま、

手の感覚を見つめます。

 

同じ要領で、

立つ

座る

歩く

走る

といった動作中に

体の感覚を見つめてみましょう。

 

「体の感覚を見つめる」

ように心がけていると

感覚を意識する

よく感じとる

という意味がわかってきます。

 

呼吸であれば、

「お腹の膨らみや縮み」

「鼻先を出入りする空気の感覚」

を感じとります。

 

ちなみに僕は

ジョギング中に

・呼吸

・接地時の足の裏の感覚

・重心の位置

・フォーム(姿勢)

などに意識を向けて

これを行なっています。

 

このように、

日頃動かしている体の感覚を

よく意識しながら感じとるようにします。

 

この2つの方法

①言葉で確認する

②感覚を意識する

は現代では

マインドフルネス

と呼ばれています。

 

聞いたことのある方も

多いのではないでしょうか?

 

これを行うことで

無駄な反応は止まり

心は静まり

深く落ち着いた状態になり

集中できるようになります。

 

③分類する

これは、

自分の心の状態を

貪欲

怒り

妄想

の3つに分類して

理解する方法です。

 

これらは

貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)

の三毒と呼ばれ

人間の三代煩悩とされています。

 

貪欲とは

過剰な欲求に駆られている状態

です。

求めすぎ

期待しすぎ

ということです。

焦りや人間関係の不満は、

大抵この

「求めすぎる心」から

きています。

 

怒りとは

不満・不快を感じている状態

です。

 

イライラしている

機嫌が悪い

など、ストレスを感じているときは

「これは怒りの状態だ」

と理解するようにしましょう。

 

妄想とは

想像したり、考えたり、思い出したりと

頭の中でぼんやりと何かを考えている状態

です。

 

・あれこれとつい余計なことを考えてしまう

・落ち着いて物事に取り組めない

 

という悩みの理由は、大抵

妄想です。

 

例えば、

あなたが心に

モヤモヤを抱えているとします。

 

もし

「心の状態を見る」ことを知らないと

その霧が晴れない状態は

おそらくいつまでも続いてしまうでしょう。

 

そこで

心に「貪欲」「怒り」「妄想」のどれが存在するのかを観察するのです。

 

欲が働いている。

怒りを感じている

これは妄想だ

といった具合に。

 

それだけでも

モヤモヤは晴れていったりするものです。

 

「本当にそれだけで?」

と思うかもしれません。

 

僕も最初は疑っていましたが、

論より証拠

実際にやってみると

意外にスッキリ!

 

ぜひお試しください。

 

まずは正しい理解を!

いかがでしたか?

今回ご紹介した

ブッダの考え方をまとめると

反応する前に、まず理解する

ということになります。

 

理解することは…

・苦しみの原因は“心の反応”である

・心の反応の背景には

 求める心や7つの欲求がある

・心の状態を以下の3つで見る。

 ①言葉で確認する

 ②感覚を意識する

 ③貪欲・怒り・妄想の3つに分類する

 

こうした理解によって、

苦しみを作り出している無駄な反応を消していくのです。

 

ブッダとは

正しい理解を極めた人

という意味だそうです。

 

正しい理解とは、

自分が正しいと考えたり、

自分流の見方・考え方で理解する

といったことではなく、

ありのままに、

客観的に、

主観的に

ニュートラルな目で

物事を見ることのように思います。

 

「反応せずにただ見ているだけ」

そういう徹底したクリアな心で

自分を、相手をそして世界を理解すること

ではないでしょうか。

 

著者の方は

ブッダの教えとは

正しい理解によって人間の苦悩から自由になる方法のこと

と言っています。

 

正しい理解をして

苦しみを選択しない生き方ができるように

お互い頑張っていきましょう!

 

次回は

無駄な反応をしないための方法について

お伝えします。

お気軽にお問い合わせください TEL 092-836-9519 9:00 - 20:00[土曜日除く]

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