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現代人が糖質を制限すべき理由

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こんにちは、久家です。

 

前回、

エネルギー代謝のシステムが

ファットバーニングから

シュガーバーニングに切り替わってしまったため、

現代人は体のあちこちに不具合が生じ、

様々な病気に苦しんでいる

 

ということをお伝えしました。

 

ここ数年は

糖質制限という言葉が

ダイエットの文脈で使われることが多く、

患者さんたちにも

「糖質を抜いてるんです」

という方も結構いらっしゃいます。

 

糖質制限を

「糖質を減らせばいいんだ」くらいの感覚で

ダイエット目的で行うと

ちょっと危険です。

 

なぜ危険なのかは

また別の機会にお伝えするとして

今回は

なぜ糖質を制限する必要があるのか

についてお伝えします。

 

先住民族に病気が急増した理由

シュガーバーニングによって

体のあちこちに不具合が生じる

これを裏付ける話を

1つご紹介します。

 

北極やカナダ北部で暮らす

イヌイットの人たちは、

現在も糖質はほとんど摂らず

脂質中心の食生活を送っています。

 

つまり、以前と変わらず

「ファットバーニング」

のシステムで生きているのです。

 

彼らには

他の国の人々と比べて

心臓病や脳血管障害、顔の発生率が

飛び抜けて低い

という特徴があります。

 

またアマゾンの熱帯地域でも

昔ながらの狩猟採集を中心とした

生活をしている人たちは、

ほとんど病気に悩まされていませんでした。

 

しかし…

炭水化物や砂糖など

糖質を多く摂る食習慣が入ってきた途端、

がんや心臓病、糖尿病など

現代人特有の病気をはじめ

虫歯や風邪、うつ病に至るまで

あらゆる不調の生じる割合が

うなぎのぼりに上昇したのです。

 

ある調査によると

発展途上の地域に住む

先住民族の人たちは、

炭水化物中心の

先進国の食生活が入ってくる前は、

歯を磨かなくても

みな虫歯1つない、

とてもきれいな歯をしていたそうです。

 

彼らは非常に健康で

病気とは無縁の

生き生きとした生活を送っていました

 

しかし

西洋化した食生活が入ってくると、

急激に病気は蔓延し、

無気力な人たちが増えてきたといいます。

 

その大きな理由の1つが

本来の脂質燃料中心の生活から

糖質燃料に頼る生活に変わったこと

と考えられているのです。

 

「シュガーバーニング」ではなく

「ファットバーニング」が

人間の体に適していることは

今やアメリカの医学会では

常識になりつつあるそうです。

 

アメリカの大学の生理学の教科書に

書かれてある文章をご紹介します。

「人間の体は

エネルギー源として

グルコースが好みではありません。

筋肉の細胞も

グルコースではなく

脂肪酸に依存しています。

脂肪酸は人間の主な燃料です。

エネルギーをつくるとき、

体は栄養素として

糖質ではなく脂質を使います」

 

つまり

心臓も肝臓も脳も、

その他の全ての臓器も、

エネルギー源として

糖質ではなく脂質を好んでいる

ということです。

 

体はもともと

脂質の燃料を使うのが

非常に上手なのです。

 

グルコース、つまり糖質が

人間のエネルギー源だというのは

もはや神話だと言ってもいいかもしれませんね。

 

糖質を取り過ぎる現代人

これまで何度もお伝えしてきましたが、

私たちの体は

シュガーバーニング

ではなく

ファットバーニング

に適した仕組みになっています。

 

シュガーバーニングは

私たちの体のエネルギー供給を

不安定にして、

本来の仕組みである

ファットバーニングのシステムの邪魔をします。

 

安定した高い水準で

脳と体の機能を引き出すためには

「シュガーバーニング」から

「ファットバーニング」へ

切り替える必要があります。

 

しかし、私たちは

穀物などの炭水化物を主食とした

食生活に変わってからは、すっかり

「シュガーバーニング」に依存する生活に

なってしまいました。

 

特に飽食の時代になった現代では、

食事の回数も、種類も、量も、

飛躍的に増えています。

 

スイーツなど甘い嗜好品も

次々と登場し、

私たちはこれまでにないほど

大量の糖質を摂る生活を送っているのです。

 

ちなみに…

1万年前の人類が摂っていた糖質は

1年間でわずか

小さじ22杯

だったと言われています。

 

それが今ではどれくらいだと思いますか?

なんと…

1年間で…

約63キロ!

小さじ21万1400杯!

もの糖質を摂っているんです。

21万杯ですよ!

これが体に良い影響を

与えるわけがありませんよね。

 

このように

糖質を取りすぎている現代人ですが、

糖質の摂りすぎによる

1番のデメリットは

「炎症」の問題です。

 

糖質の摂り過ぎが慢性炎症を起こす

体の不調や病気は

よく「氷山」にたとえられます。

 

例えば、

高血圧という氷山が

見えていたとしても、

その氷山の下には

何倍もの体の異変が起こっていて、

その一部が

血圧の上昇

という形で現れているだけなのです。

 

海の下の大部分に、

・栄養価のない食生活

・添加物や保存料たっぷり使った加工食品

・運動不足で座りっぱなしの日常

・睡眠を十分に取らず体の回復を怠る日々

 

そういった

長年の生活習慣で積み重なってできた根本的な原因が、大きく広がっています。

 

氷山の見えている部分は、
(体の不調として認識できる部分)

ほんの一部で、

体の不調や病気の真の原因は

水面下に大きく隠れているということです。

 

ではその真の原因とは何でしょうか?

それは

慢性炎症

です。

 

体の中に慢性の炎症があると、

さまざまな部分に異常が現れます。

 

消化吸収

ホルモン、

免疫

などの異常だったり、

あらゆる機能不全を引き起こすのが慢性炎症です。

 

人によっては

血圧が上がったり、

脂質代謝異常が出たり、

血糖値が上がったり、

骨がもろくなったり、

うつ病になったり

さらには

ガンになったりするのです。

 

免疫細胞の機能が低下し、

すぐに風邪をひいたりもします。

 

このように

慢性炎症は、あらゆる病気の引き金となりうるものなのです。

 

 

糖質はタンパク質とくっついて

熱が加えられると

AGE(終末糖化産物)という

極めて破壊的な物質に変化してしまいます。

 

糖質まみれの生活を送っている

私たちの体内には

常に糖質が有り余った状態で存在しています。

 

それらの糖質は

体中の様々な組織、つまり

タンパク質とくっついて

体温で温められているうちに、

AGEというモンスターに変化してしまうのです。

 

AGEは細胞を攻撃し、

慢性炎症を引き起こします。

 

例えば

動脈をつまらせる血栓の原因は

慢性炎症です。

 

AGEによって傷つけられた血管の内壁に

血液中を流れるコレステロールが染み込み

炎症が起こります。

それを防ごうとして

免疫細胞や血小板がやってきて

固まりを作ります。

それが血栓です。

 

そもそもこの炎症は

体内に糖質が変化してできた

AGEが存在しなければ

起きなかった問題です。

したがって、

糖質の摂り過ぎが招いた結果と言えます。

 

このように慢性炎症は

あらゆる病気の引き金となりうる

重要な要素です。

 

その慢性炎症に糖質が深く関与している

という事実は、

私たちが健康について考えるときに

決して無視できない問題に

なっているのです。

 

なぜ糖質を制限する必要があるのか?

分かっていただけたでしょうか。

 

糖質をどれくらい制限するのかは

それぞれの今の食習慣によりますが、

しっかりと効果を出すために、

どんな方にも共通して

やってほしいことがあるんです。

 

次回、それについてお伝えします。

お楽しみ!

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