最近寒くなってきて、体の調子を崩されている方が増えてきています。
そして、よく聞かれるのが…
「先生、どれくらいで治る?」
という質問です。
回復力は人それぞれなので、はっきりしたことは言えませんが、
だいたいの目安は初回のご来院の時に説明させていただいています。
忘れている方も多いと思いますので、
今回から、あなたの症状を改善させるために、施術を受ける上で知っておいてほしいことをお伝えしていきます。
第1回目の今回は
【症状を改善させるためのポイントは?】
というテーマでお伝えします。
体を治すのはあなたの力
まず知っておいて欲しいのが、
あなたの体を治しているのはあなたの体の力
ということです。
人間には自然治癒力という力が備わっており、
自分の体は自分で治すようにできています。
なので、あなたの症状を治すのは施術者の私ではなく、あなた自身なのです。
「???」
「整体って何?」
「じゃあ、先生は何をしてるの?」
って思いますよね。
私が施術で行なっているのは、
あなたの自然治癒力がちゃんと働くようにすること
体がゆがんでいたり…
筋肉が硬くなっていたり…
姿勢が悪くなっていたり…
すると、血のめぐりが悪くなって、酸素や栄養が細胞に行き届かなくなってしまいます。
また体内の老廃物や疲労物質などを回収できなくなってしまいます。
その結果、自然治癒力が低下して症状が治らなくなるのです。
なので、施術ってあなたの自然治癒力をちゃんと働くようにするサポート役みたいなもの。
実際に治しているのはあなた自身なんです!
施術は
多すぎても少なすぎても
ダメ!
このことを踏まえると…
施術の頻度って多すぎても少なすぎてもダメ
ということが言えます。
例えば、整骨院などで多いのですが、
「毎日来てください」
「週に3〜4日来てください」
という治療院が結構あります。
(私が以前勤めていたところもそうでした…)
これぐらいの頻度でずっとやれば、
一見良くなっているように感じますが、
一時的に良くなっている状態を数多く作っているだけの話です。
ちょっと施術の間隔があけば、またすぐに戻ってしまいます。
これを続けると、施術をしないと治らない体になってしまい、自然治癒力は高まっていきません。
また、
「痛くなったら来てくださいね」
という治療院もあります。
これだと、せっかく施術を受けて整った体が、
施術を受ける前の状態に戻るか、それ以上に悪くなったタイミングで次の施術を受けることになり、
体の状態が上向いていくことはありません。
なので、施術の頻度は
多すぎても、少なすぎてもダメなのです。
施術を受ける
理想的なタイミングは?
では、どのようなタイミングがいいのでしょうか?
まずは、体がどのようにして悪くなってしまうのかを理解しておきましょう!
下の図を見てください。
例えば今、健康な状態(左上の状態)だとしても、
ほとんどの人は、仕事、家事、育児などで毎日体が疲労し、状態は悪くなってしまいます。
食生活が悪く、体を悪くする人もいます。
不規則な生活をして、悪くする人もいます。
このように疲労や不摂生で悪くなった体を、
人間は睡眠をとることによって回復させるのですが、
睡眠の時間が短かったり…
枕や布団といった寝具が合わず睡眠の質が悪くなったりして…
体の回復が追いつかない状態になっている人がほとんどです。
これを1日で見れば、追いつかない部分は少しなのですが、
毎日のことなので、どんどん体の状態が悪くなり、積もり積もって
痛みが強い
ゆがみがひどい
といった状態が出来上がってしまうのです。
このように悪くならないように施術を入れていくのが理想的です。
下の図を見てください。
左下の状態が現在の悪い状態だとします。
施術をすることで、ゆがみが取れ、血のめぐりが良くなり体の状態は上がります。
しかし、日常に戻るとまた体は疲労し、状態は悪くなってしまいます。
これが施術前の状態に戻ってしまってから、次の施術をするとただの繰り返しになって、体は良くなっていきません。
なので、
施術の効果が戻りきる前に次の施術をする
これが症状を改善させる為のポイントです。
これを繰り返して、体の状態をあげていくことが最も効果的な施術の受け方と言えます。
この戻り具合は、生活習慣などによって影響を受けるので人それぞれです。
最初の2〜3回の施術で傾向として出てきますので、
当院では、それを見た上で施術の頻度をご提案させていただいています。
いかがでしたか?
- あなたの体を治しているのはあなたの自然治癒力
- 『施術の効果が戻りきる前に次の施術をする』これが症状を改善させる為のポイント
今回はこの2点をしっかりと覚えていただけたらと思います。
次回は、症状を改善させる第一段階である
【回復期】:気になる不調を改善させる
についてお伝えします。
お楽しみに!
P.S.
記事内でもお伝えしたように、
せっかくナイトルーティーンを確立しても
寝具が合っていなかったら
全てが台無し。。
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