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カロリー制限をしても痩せない!?

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こんにちは、久家です。

 

ヘルスコーチングを行なっていると

こんな質問をよくされます

 

「糖質を控えるのは分かったけど、

 アブラ(脂質)を積極的に摂るのも

 体に悪いんじゃないの?」

 

一般的に、私たちは

「アブラは健康に良くない」

「アブラは太る」

という先入観が根強くあります。

 

どちらかというと

糖質の取り過ぎより

脂質の取り過ぎの方が良くない

というイメージをお持ちではないでしょうか?

 

アブラは確かに

カロリーが非常に高い栄養素です。

アブラをたくさん含む食べ物は

いずれも高カロリーなので

ダイエットをする場合、

真っ先に避ける対象となるのは

高カロリーのアブラ

だと思います。

 

しかし…

「高カロリー=太る」

というのは間違いなのです。

 

今回はその理由について見ていきましょう!

カロリーを減らすと代謝が悪くなる!?

誰もが信じて疑わない理論に

「減量にはカロリーを減らした食事を摂る」

というものがありますが、これ

信じて行なっても

ほとんど結果は出ません。

 

体脂肪増加量

=[摂取カロリー]ー[消費カロリー]

この式は正しいです。

 

なので

摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすれば

数式上は数字がマイナスになり

体脂肪は減少することになります。

 

ではなぜ結果が出ないのでしょうか?

それは、

消費カロリーには

運動による消費だけでなく

基礎代謝率も含まれるからです。

 

基礎代謝率とは

内臓(心臓、肺、腎臓など)の動きや

体温の発生などによって使用される

意識的には制御できないエネルギーのこと

 

私たちは、意識的に

心臓から多くの血液を送り出すことも

体温を上げたり下げたりすることも

できませんよね。

 

こういった

自分では制御できないエネルギーも

消費カロリーには含まれるのです。

そしてこの基礎代謝率は、

カロリー制限をすると減少することが

研究で明らかになっています。

 

体はカロリー制限をすると

体温を低下させるなどして

基礎代謝率を低下させます。

これは至ってシンプルな自然の摂理です。

 

体はカロリー不足で餓死したくないため、

カロリー摂取を減らせば、

私たちの意思とは関係なく

基礎代謝率を落としバランスを取ります。

 

減少させたカロリー摂取量に見合った分だけ、

基礎代謝率を減少させて

体重を減らさないようにするメカニズムが

人間の体には備わっているんです。

 

だから、摂取カロリーを減らしても

ほとんど結果が出ないのです。

 

カロリーを減らすと脳に影響が…

さらに

摂取カロリーを減らしてしまうと

致命的な問題が出てきてしまいます。

 

脳の機能低下です。

 

脳は1日に使う総カロリーの

実に20%を消費しています。

摂取カロリーを減らせば

当然脳に十分な栄養が行き渡らなくなります。

その結果、

脳の機能がどんどん落ちてしまうのです。

 

また、

脳の60%は脂肪が占めています。

「アブラはカロリーが高いから太る」

といって脂質をカットしてしまうと

脳へ必要な脂質が行き渡らなくなり

脂質を原料とする

脳の神経伝達物質やホルモンの機能が

低下してきます。

 

このように

摂取カロリーを減らすことは、

目的の減量ができないだけでなく

脳の機能まで低下させてしまうのです。

 

重要なのは、

カロリーを減らしたり、

アブラをカットしたりすることではなく

カロリーと脂質を

健康的かつ積極的に摂ることです。

 

太るのは、

カロリーのせいでも

脂質のせいでもありません。

 

どのくらいカロリーを減らすのか

どのくらいアブラをカットするのか

にフォーカスするのではなく、

「何を食べるのか」という

食べ物の質にフォーカスすべきなんです。

 

肥満の真犯人は「炭水化物」と「砂糖」

アブラは

カロリーこそ高いですが、

体に対して

「太る」信号を出すことはありません。

 

体に太る信号を出すのは

炭水化物や砂糖などの糖質です。

 

なぜ糖質が

「太る」信号になってしまうのでしょうか?

 

炭水化物や砂糖は

体内に入るとすぐに、

グルコース(ブドウ糖)に変化し、

これを細胞に運ぶために

インスリンというホルモンが

血中に一気に増えてしまいます。

 

しかし、

細胞が受け取れるグルコースの量には

限界があるので、

引き受け手のないグルコースが

血中に増えてしまいます。

これが高血糖の状態です。

 

この行き先のないグルコースを

引き受けるのが

脂肪細胞です。

 

脂肪細胞は

グルコースを脂肪酸に変えて

体脂肪として蓄積します。

 

体脂肪とは

言い換えれば

脂質のエネルギータンク。

 

ここには

脂質から脂肪酸に変わった燃料と

糖質から脂肪酸に変わった燃料が

貯蔵されます。

 

しかし

脂質が脂肪酸に変化するには

多くの工程が必要となるため、

脂質から変化する脂肪酸は

それほど大量にできません。

 

つまり

脂質は脂肪酸になるには

効率が悪いのです。

 

さらに脂質が

脂肪酸という燃料になるには

炭水化物を必要とします。

 

脂質を摂取しただけでは、

脂肪酸に変化することはなく

体脂肪として蓄えられることはありません。

 

脂質は炭水化物がなければ、

体脂肪にはならないのです。

 

これに対し

炭水化物や砂糖などの糖質は

すぐにグルコースになって、

余ると体脂肪として蓄えられます。

 

まとめると

【脂質】→太らない

【糖質】→太る

【脂質+糖質】→太る

ということです。

 

太るという点で言えば、

最悪なのは、

悪いアブラ+糖質です。

 

逆に

良いアブラを中心にして

糖質を制限すれば、

「太る」方向に向かうことはないでしょう。

 

「食べるために運動する」は意味がない

今回の話に関連するので、

最後に「運動」ついて

少し書きたいと思います。

 

「運動は健康に良い」

おそらくほとんどの人が持っている

共通概念だと思います。

しかし

施術中に患者さんと話をしていると、

運動について

勘違いをしている人が非常に多いです。

 

一番多い勘違いが…

 

『食べる(飲む)ために運動する』

 

これは本当にもったいないです。

 

運動のモチベーションにするのであれば

まだいいのですが、

そうではなく

・甘いもの

・お酒

・揚げ物

・ジャンクフード

などが好きで

これらを食べるために運動をしている

という人たちが非常に多いです。

 

「運動するから大丈夫でしょ」って

都合よく自分を正当化しているわけです。

 

「摂った分カロリーを消費すればいい」

ということだと思いますが、

今回お伝えしたように

「高カロリー=太る」ではありません。

 

また、当たり前のことですが

食べたもので体はできています。

毎日10キロ走っていれば

ジャンクフードばかり食べていても

健康でしょうか?

 

おそらく

ケガや故障が増えて

運動の頻度が減り

ますます不健康になるでしょう。

 

極端な例ではありますが、

「運動してるから何を食べてもいい」

というのは、

ちょっと違うと思います。

 

睡眠や食事は

誰もがすでに習慣化されているものですが

運動はそうではありません。

 

そして習慣化するのは

とても大変なことです。

 

その運動を

せっかく習慣化できているのに、

食べるものの選択を間違って

運動の質を落としているのは

非常にもったいない

「運動しているから大丈夫」ではない

ということは知っておいてほしいと思います。

 

 

いかがでしたか?

今回は

「高カロリー=太る」は間違い

ということをお伝えしました。

 

脂質や糖質が

どのようにして

体脂肪として蓄えられるか

これを知っておくことが

とても大事です。

 

僕が常々

「糖質を控えて良いアブラを摂る」

と言っている意味を

理解していただけたでしょうか?

 

アブラについて

解いておきたい最大の誤解、

それは…

「アブラは太る」ということです。

 

カロリーが高いものを食べるから太る

はもはや神話に過ぎません。

 

食べ物をカロリーで見てしまうと

「高カロリー=体に悪い・太る」という

間違った先入観のワナに

ハマってしまいますよ!

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