こんにちは、久家です。
暑さが厳しくなってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか?
ニュースを見ていると
コロナの感染者数が
増えてきているようですが、
熱中症で
搬送された人の数が
毎日のように
報道されるようになりましたね。
散々聞いていると思いますが
とても大事なことなので
ここでもあえて書かせてもらいます。
「こまめな水分補給を!」
これは鉄則です。
そして
「のどが乾いてからでは遅い!」
ほとんどの人が
知っていることとは思いますが、
できていない人が多いのが現実。
しっかりと意識して
熱中症予防をしてくださいね。
水分補給については
お伝えしたいことが
色々とあるのですが、
それは施術の時にお伝えしますので
興味のある方は
ご来院時にでも聞いてください。
それでは今回から
7月の習慣セミナーについて
お伝えしていきます。
今月のテーマは
「姿勢」
です。
姿勢改善のファーストステップ
当院に初めてご来院される方に
僕は必ず
「普段の姿勢はどうですか?」
と聞きます。
返ってくる答えは…
「悪いです」
「猫背なんです」
「肩が前に入っていて…」
「悪くはないと思うのですが…」
などなど。
自信を持って
「私めちゃくちゃ姿勢いいんです!」
という人は…
残念なことに皆無です。
症状を改善していく上で
姿勢はとても重要なので
それぞれの状態に合わせて
アドバイスさせていただいています。
みなさんそれぞれに
原因はあるのですが、
ほぼ全ての人に共通しているのが
「視線」です。
みんな視線が下がっているんです。
現代人の姿勢が悪くなっている原因は、
・スマホ、
・タブレット
・ゲーム、
・長時間のデスクワーク
などがよく言われますが、
それ以外の場面でも
ずっと視線が下がっている人が
ほとんどです。
イオンなどの
ショッピングモールに行った時に、
周りの人たちを見てみてください。
ほとんどの人がうつむいています。
その証拠に
前をしっかり見て、
姿勢良く歩いている人がいたら
めちゃくちゃ目立ちます。
それくらい
みんな下を向いてるんですね。
なので
僕は患者さんたちに
姿勢改善のファーストステップとして
「遠くをみて歩きましょう」
とアドバイスします。
遠くを見ようとすると
勝手に視線は上がります。
視線が上がるだけでも、
姿勢って良くなるものです。
逆に視線が下がったままでは
いくら体を整えて、
肩甲骨がどうだ…
骨盤がどうだ…
腹筋を意識して…
などと言ったところで、
良い姿勢は身に付きません。
姿勢が悪いと自覚がある人は
普段歩く時から
「視線を上げる」ことを
まず習慣化していきましょう!
整体をしたり、
YouTubeをみて
エクササイズをしたりするのは
その後の話ですよ。
姿勢は習慣
“姿勢は習慣”
これは僕が常々
言い続けていることです。
どういうことかと言うと…
意識して良い姿勢を作っても意味がない
ということです。
例えば、
1日デスクワークの人、
仕事中、
ずっと姿勢を意識し続けるなんて
無理ですよね。
っていうか、
そんなに姿勢のことばかり
気にしてたら、
仕事に集中できません。
家でくつろいでいる時も一緒です。
姿勢を気にしながら
椅子やソファーに座っていたら、
楽しめるものも
楽しめませんよね。
姿勢は意識して
良くするものではありません。
無意識に良い姿勢がとれるようにする必要があるのです。
すなわち
“良い姿勢という習慣”を身につける
ということです。
以前ご来院されていた患者さんに
マラソン好きの方がいました。
頭が前に出て…
巻き肩で…
背中が丸まって…
と典型的な猫背。
「マラソンの時は
姿勢良く走れてるんですが
仕事中の猫背が治らなくて」
本人はこうおっしゃっていましたが、
実際はマラソン中も
姿勢は崩れていたと思います。
ほぼ間違いなく。
なぜなら
人間は習慣で生きている生き物だからです。
習慣が99%で
残りの1%が新しいことにチャレンジしている瞬間
これくらい人間は
毎日を習慣で生きています。
なので、仕事や日常生活の中で
猫背の姿勢で過ごしていたら、
間違いなく走る時も
意識しなければ猫背になると思います。
意識すれば
良い姿勢で走れると思いますが、
30分、1時間…と
ずっと姿勢を意識して走るのは無理です。
姿勢を意識して走るのか
無意識にいい姿勢で走るのかでは
パフォーマンスも
大きく違ってくると僕は思います。
普段自転車に乗る時、
〇〇筋を使って姿勢をキープして…
△△筋を使ってペダルを踏み込んで…
なんて意識して乗りませんよね。
食事でお箸を使う時、
親指をこう使って…
人差し指をこう使って…
なんて考えて使っていませんよね。
どっちも
何も考えずに自然にできていると思います。
習慣化ってこういうレベルでやれるようになることです。
姿勢を良くするというのは
自転車に乗るのと同じように
お箸を使うのと同じように
何も意識せずに
できるようにならないと
何の意味もありません。
姿勢は習慣なのです。
脱・大衆宣言!
いかがでしたか?
良い姿勢を習慣化するための
第一歩として
「視線を上げる」
ということをお伝えしました。
今月はみなさんに
良い姿勢を習慣化する方法を
ご紹介していきますので、
姿勢が気になっている人は
ぜひこの機会に
良い姿勢を身につけてくださいね。
今回
「姿勢は習慣だ」
と繰り返しお伝えしましたが、
これは絶対に
頭に入れておいてください。
YouTubeやSNSなどを見れば
「たったこれだけで猫背が治る!」
みたいなものが
たくさんアップされていますが、
これってどう思います?
本当にすぐに治るのであれば
確かに魅力的ではありますが、
そんなにすぐ治るわけがありません。
なぜなら…
姿勢は習慣だから。
何かちょっと練習しただけで
自転車に乗れるようになりましたか?
お箸を使えるようになりましたか?
なりませんよね。
失敗を重ねながら
何度も繰り返すことで
無意識にできるようになって
はじめて習慣化されます。
新しい習慣1つ作るのって結構大変な事なのです。
現代人はどんなことに対しても
「楽に」「効率的に」「苦労せずに」
みたいな事を求めます。
もちろんそれが
できるに越したことはないですが
習慣を作ることは
そんなものではありません。
最近読んだ
「大衆の反逆」
という本の中で、
大衆とは、自らに多くを課さず、努力をせず、日々を惰性で生きている人
という風に定義されていました。
この本は
約100年前に書かれた本ですが
現代の大衆にもピッタリ当てはまる
極めて秀逸な定義だな
って思います。
そして
こうはなりたくない。
あなたはどうでしょうか?
姿勢という習慣を
良いものにすることは
難しいことではありませんが、
それなりに根気がいるし
努力も必要です。
大衆はそれができないから
世の中これだけ
姿勢が悪い人で
溢れかえっているのです。
あなたは大衆でい続けたいですか?
“脱・大衆宣言”をして
良い姿勢を手に入れましょう!
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