不安は取り除くものではない!心を疲弊させないために必要なこと

こんにちは、久家です。
 
前回は
「行動することの意味」
についてお伝えしました。
 
行動の捉え方さえ変われば、
行動力って格段に上がるものです。
 
うまくできるだろうか?
失敗するんじゃないか?

といった不安を抱えて
行動できなくなってしまう方は
前回ご紹介したマインドセットを
ぜひ身につけてくださいね。
行動の結果に失敗も成功もない!?行動力を高めるマインドセット
 
今回は
心を整える方法として
誰もが知る言葉にもなっている
「マインドフルネス」
についてお伝えします。

疲弊した心を
回復させるには…

気づけば僕もこの仕事を始めて
20年が過ぎました。
 
たくさんの患者さんを
診てきましたが、
体の不調を訴えるほとんどの人が
日々の忙しさの中で
肉体的に疲労しているだけでなく、
職場や家庭、友人関係で
毎日ストレスに晒され続け
心まで疲弊した結果
心身ともに疲れ切っています。
 
コロナ禍になってからは
特にその傾向が強いように感じます。
 
心が疲弊しがちな人には
「運動」を僕は勧めます。
 
これは科学的にも
実証されていることですし、
運動して体を疲れさせてしまえば、
体が睡眠を欲して
しっかり眠れるものです。
そして
睡眠によって体も心も回復するんですね。
 
ただ、
運動嫌いな人からしたら、
いきなりそんな
マッチョなことを言われても…
って感じですよね
 
そういった人には
マインドフルネス(瞑想)
をお勧めしています。
 
アプリなんかも
たくさん出ているので
自分に合うものを見つけて
ぜひやってみてください。
 
とはいえ…
うまくやれれば
とても良いものなのですが、
結構これが難しい…
 
例えば、
タイマーを5分にセットして
その間、目を閉じて
ただ一つのことだけを
考え続けてみてください。
 
そして
タイマーがなった時、
「何を考えているか」を確認してください。
 
ほとんどの人が始めた時とは違うことを考えているはずです。
 
心理学の一説では、

人は1日に「7万個」もの想念を思い浮かべる

と言われています。
約1.2秒に1個です。

それくらい目まぐるしく
あれやこれやと
不安なことや心配なこと
過去のことや未来のことを
人は考えているんですね。
 
それを
「“今ここ”に意識を持っていきましょう」
というのはなかなかハードルが高い…
 
僕は毎朝
瞑想する時間を作っていますが、
最初は全くできませんでした。
 
瞑想状態を
作ろうとすればするほど

仕事のこと…
わが子たちのこと…
将来のこと…

今考えてもどうしようもない
過去の事や未来の事が
次から次に湧いてきて、
あーでもない、こうでもないと
「今ここ」どころじゃなくなるんですね。
 
そこで思い切って
瞑想の捉え方を変えてみました。

不安はあって当然

『存在と時間』で有名な
ドイツの哲学者
マルティン・ハイデガーは
不安のことを
人間の“根本気分”と呼びました。
 
人はいつも不安を抱えている。
 
好むと好まざるとに関わらず、常に根拠のない不安定な状況に置かれている。


ということです。
 であれば、

瞑想しようとして、次から次に不安なことをあれこれ考えてしまうのはしょうがないことです。
 
僕が昔から持つ
瞑想のイメージは
心が平穏な状態を作る
というものでした。
 
世間一般に定着している
瞑想のイメージも
おそらくそうではないでしょうか。
 
でも瞑想は
そういうものではなく、

心の中を行き来する様々な感情や考えなど、全てをありのままに受け入れること
 
それらから
逃れようとしたり…
修正しようとしたり…
固執しようとしたり…
するものではないんですね。
 
どんなことも
無理やり心に取り入れたり
心から取り除いたりしないように
心がけるようになってからは
変に不安がることが減りましたね。
 
不安はあって当然のもの

取り除こうとすること自体がおかしなことなんです。

心は天候のようなもの

調べていくと
瞑想の考え方は色々出てきますが、
僕が共感したのは、

心に浮かぶ思考や感情を天候とみなす

という考え方です。
 
日々の天候って
僕らがいくら頑張っても
変えることはできませんよね。
 
雨が降ることにイライラしたり、
風が強いことに腹を立てても
天候が変わることはありません。
イライラするだけ
無駄にエネルギーを使っているようなものです。
それと同じで

日々の不安や心配を取り除こうとするのは、そもそも考えてもどうしようもないことに精神的エネルギーを費やすようなもの。
 
その結果、心がどんどん疲弊していくんです。
 
僕が今読んでいる本に
こんな例えが紹介されていました。

雑念のない澄んだ心は
空に浮かぶ満月のようなものです。
 
時には雲がやってきて
満月を覆いますが、
満月は変わらず
雲の後ろに浮かんでいます。
 
雲が去ると、
満月は再び明るく輝くのです。
 
ですから
澄んだ心についても
何も心配することはありません。
いつもそこに存在しているからです。
 
何らかの思考がやってきても
その後ろには必ず
澄んだ心が存在しています。
思考が去っていくと
澄んだ心だけが残ります。
思考は来ては去り、
去ってはまたやってきます。
 
思考の出入りを
何とかしようなどと
執着心を起こしてはなりません。
 
『ネガティブ思考こそ最高のスキル』
オリバー・バーグマン著

すごく的確に
心のあり方を表現した
例えだと思います。
 
「心は天候のようなもの」
 
天候を自分の力で変えようと
無駄にエネルギーを使っていませんか?
 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
 
久家

福岡市西区の姿勢矯正専門整体院ベストフォームについて

ベストフォームは、福岡市西区で姿勢矯正に特化した施術を行なっている整体院です。
完全個室・完全予約制なので、施術中に他のお客様と顔を合わせることのないプライベート空間で、人目を気にせずリラックスして施術を受けていただけます。
毎回院長である私が担当し、体の状態、症状の経過をしっかりと把握して、患者様一人一人の悩みと真剣に向き合い、責任をもって施術させていただきます。
夜は20時まで受付、日曜祝日も営業していますので、お仕事でお忙しい方も無理なく通えます。
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このコラムを書いた人

福岡市西区の整体ベストフォーム 代表久家陽介

経歴

  • 出身地:福岡市西区
  • 出身校:修猷館高校ー九州大学ー九州大学大学院
  • 大学卒業後、企業に就職。その後転職しメディカルトレーナーの資格を取得。大阪、兵庫、福岡で10年間整骨院に勤務。
  • 2014年Best Formを開院。パーソナルトレーニングの指導、野球チーム(中学、高校、大学)の専属トレーナーとしての活動経験もあり、症状の改善だけでなく、健康づくり、アスリートの故障予防やパフォーマンスアップにも精通している。

メッセージ

人生100年時代を健康に生きていくためには、自分で情報を取捨選択して、「自分の健康を自分で作る」能力が必要不可欠になります。だからこそ整体で症状を改善するだけでなく、患者さんたちが自分の健康を自分で作れるようにサポートをする、これが僕ら整体師が担う重要な役目だと考えます。
当院のコンセプトは「健幸づくり」。患者様一人一人に、健康を当たり前にして幸せな人生を送って頂きたい、そんな想いを込めて仕事をさせて頂いています。
ご来院中の患者様、そしてこれから出会う方々とのご縁に感謝して、一人でも多くの方を「健幸」に導くために邁進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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