あるがままに見る!〜肩こり・腰痛を治すために必要なこと〜
こんにちは、久家です。
インフォデミックとも呼ばれる昨今、「物事をあるがままに見れるようになれたら、もっと世の中がシンプルになるのに…」と思ったりもしますが、そもそも「あるがままに見る」ってできると思いますか?
世の中に出ている情報って、ほとんど歪んでいると言っても過言ではありません。
自分が正確で、周りが歪んでいるのではなく…
自分が歪んでいて、周りが正確なのでもなく…
自分も周りも歪んでいる
二重三重に歪んでいる中で何かを理解しないといけないわけです。
そんな状況の中で物事を「あるがままに見る」って、かなり難しいことではないでしょうか。
この歪みをなくすというのは、おそらく無理だと思います。
ではどうするのか?
今回はそんなお話です。
それでは始めて参りましょう!
人間はあるがままに見ることができない?
僕は物事を「あるがままに見る」ために、
「フィルター」を増やす
ということを意識してやっています。
ここで言うフィルターとは、自分にかかっている色眼鏡のこと。
人間は誰もがこの色眼鏡を通して世界を見ているから、自分が見るものが歪んでしまい、何が正しくて何が正しくないかが一切分らない状況になってしまうのだと思います。
そうやって、世界を見る目がみんな歪んでしまっている…
だから今の世の中では、一つのことに対して様々な意見が飛び交い、こっちでは良いと言っていることでも別のところでは悪いと言っているようなことが、溢れかえっているのではないでしょうか。
この「色眼鏡」を外せれば、あるがままを見れるので一番良いのですが、これはそもそも外せるものではないと僕は思っています。
人間というのは、この色眼鏡をみんなかけているもの。この色眼鏡がないということは、「人間ではない」と言ってもいいくらい。そんな感じすらします。
じゃあ、「あるがままを見る」ことは不可能なのかというと、そうではありません。
色眼鏡を外せないんだったら…
とことん増やしてしまえばいいのです。
歪んだ世界をあるがままに見る方法
どういうことかというと…
例えば、目の前にある1本のペンを正しく認識したい時に
・1方向からしか見れない人
・4方向から見れる人
・何十方向から見れる人
誰が一番正確にこのペンを捉えることができるでしょうか?
やっぱり、細かく見れる人が一番正確だと思うんです。
何十が何百、何千、何万とどれだけ増えたとしても、それはペン自体ではないですが、1方向からしか見れない人と比べれば、よっぽど正確にペンを捉えることができるはず。
「あるがままを見る」ためには、フィルター(色眼鏡)を外さないといけないと思いがちですが、外せないという前提に立ったら、とにかくフィルターを増やすことが必要なのです。
増やして…増やして…限界まで増やしていくことで、限りなくあるがままに近い状態を捉える事ができるようになります。
限界まで増やしていくことで、限りなくあるがままに近くなる
そう考えています。
あるがままに見るために必要なこと「知識」と「経験」を増やす
ではフィルターを増やすには?
知識と経験を増やすことです。
知識が増えれば、世界の見え方が増えていきます。今まで見えなかったものが見えるようになってくるということです。
例えば、僕自身は整体師として仕事を始めて20年になりますが、最初の頃は肩こりの人に対しては肩の筋肉を、腰痛の人に対しては腰の筋肉を、揉みほぐすことばかりをやっていました。それから徐々に
・PNF
・筋膜リリース
・運動指導
・トレーニング指導
・歪みの矯正
・姿勢改善
など様々な知識を身につけて、施術をするようになりました。
さらに「健康」というものに目を向けて、睡眠、運動、食事に関する知識を学び、生活習慣に対するアプローチを始めました。また健康に関しては、メンタル面も重要な要素なのでストレスケアについても学んでいます。
そして、いくら体が健康になっても幸福を感じられないと意味がないので、哲学、心理学、脳科学といったものにも興味を持ち、健康と幸福が両立する「健幸」を患者さんたちに提供できるように日々学んでいます。
20年前は、ただ筋肉をもみほぐしていた整体師がここまで変われたのは、間違いなく…
知識が増えたからです。
そして知識の増加に伴ってフィルターが増えて、目の前の患者さんの状態をあるがままに近い状態で見ることができるようになっていると思います。
知識が多いほど多くの視点を持つことができます。一つの知識しかなかったら一つの結論しか出せないですが、たくさんの知識があれば、世界は細かく見えるし、いろんなオプションを持てるんです。その結果、いろんな症状の患者さんを診ることができるようになり、経験値も増えていきました。
こうやって知識と経験が増えた結果、フィルターが増えていくのだと思います。
情報が溢れかえって、世界を見る目がみんな歪んでいるこんな現代だからこそ、フィルターを増やして「あるがまま」を捉える事ができるように成長していきたいですね!
あるがままに見るために必要なこと「解釈」を増やす
フィルターを増やすにはもう1つ大事なことがあると僕は思っていて、それは
「解釈」を増やす。
ある現象に出会った時に、自然とする解釈ってありますよね。それとは別の解釈ができないかを常に考えるということです。
自分はこう思うけど、「本当にそうなのか?」「他の可能性はないのか?」を常に考える。解釈は無限にあるわけだから、他の可能性は絶対にあるはずなんです。
決めつけないことが大事だと。
肩こりや腰痛などに関して、その原因を「姿勢が悪い」「〇〇筋が硬い」「骨盤の歪み」など、整体でアプローチできる要素に決めつける治療家が多いです。
確かにそれらも原因にはなり得ますが、「本当にそうなのか?」「他に原因はないのか?」と考えることは、根本的に改善していくためには絶対に必要なことだと思います。
実際に肩こり、腰痛の原因は、生活習慣(睡眠、運動、食事)の問題であることが多いですし、職場のデスクトップの位置の問題で肩こりが出ていた人もいます。台所での立ち方を少し変えただけで腰痛が改善した主婦の方もいました。
僕は常々患者さんたちに、
「普通に生活していると病気になる」
とお話させて頂いていますが、現代では日常生活の中で体を悪くするものは無数にあります。そんな中で病気や体の不調の原因を「コレだ!」と決めつけるのは幻想に過ぎず、健康にとってはマイナスです。
健康というものは不確実なものです。
その不確実性を受け入れることが健康を目指す上でとても大事なことだと僕は思います。だから僕はいろんな「解釈」ができるように学び続けていきますし、皆さんにも「解釈」を増やしていただけるよう、これからもこうやって情報を配信していきます。
普段から意識して自分の体の変化に気づけるように、ぜひ「解釈」を増やしてください。
それが健康的な体づくりの第一歩ですよ!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
久家
福岡市西区の姿勢矯正専門整体院ベストフォームについて
ベストフォームは、福岡市西区で姿勢矯正に特化した施術を行なっている整体院です。
完全個室・完全予約制なので、施術中に他のお客様と顔を合わせることのないプライベート空間で、人目を気にせずリラックスして施術を受けていただけます。
毎回院長である私が担当し、体の状態、症状の経過をしっかりと把握して、患者様一人一人の悩みと真剣に向き合い、責任をもって施術させていただきます。
夜は20時まで受付、日曜祝日も営業していますので、お仕事でお忙しい方も無理なく通えます。
お悩みの症状を本気で改善したい方はぜひ一度ご来院ください。
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このコラムを書いた人
福岡市西区の整体ベストフォーム 代表久家陽介
経歴
- 出身地:福岡市西区
- 出身校:修猷館高校ー九州大学ー九州大学大学院
- 大学卒業後、企業に就職。その後転職しメディカルトレーナーの資格を取得。大阪、兵庫、福岡で10年間整骨院に勤務。
- 2014年Best Formを開院。パーソナルトレーニングの指導、野球チーム(中学、高校、大学)の専属トレーナーとしての活動経験もあり、症状の改善だけでなく、健康づくり、アスリートの故障予防やパフォーマンスアップにも精通している。
メッセージ
人生100年時代を健康に生きていくためには、自分で情報を取捨選択して、「自分の健康を自分で作る」能力が必要不可欠になります。だからこそ整体で症状を改善するだけでなく、患者さんたちが自分の健康を自分で作れるようにサポートをする、これが僕ら整体師が担う重要な役目だと考えます。
当院のコンセプトは「健幸づくり」。患者様一人一人に、健康を当たり前にして幸せな人生を送って頂きたい、そんな想いを込めて仕事をさせて頂いています。
ご来院中の患者様、そしてこれから出会う方々とのご縁に感謝して、一人でも多くの方を「健幸」に導くために邁進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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