インナーマッスルで姿勢を正そう!
こんにちは、久家です。
前回は姿勢についてお伝えしました。
→姿勢は「作る」ものではなく「習慣」にするもの
「楽に」「効率的に」「苦労せずに」という心の持ち様は捨てて、行動を変えて、良い姿勢を習慣にしていきましょう!という話をさせて頂きましたが、ではどうやって良い姿勢を習慣にしていくのか?
僕はいつも患者さんたちに
姿勢はキープではなくリセットするもの
という意識を持つことが大事だと施術中にお伝えしています。
良い姿勢の人は、キープしているのではなく細かいリセットを繰り返しているのだと。
ただこれも、無理なく自然に良い姿勢を作れるから、ちょっとした姿勢の崩れに体が反応できるわけなので、やはり効率的に体を使って姿勢を正せるようになることは必要なことです。
そこで今回は
効率良く姿勢を正すために必要なこと
をお伝えします。
それでは始めていきましょう!
姿勢を維持する筋肉
姿勢を正す時、多くの人が形を整えようとします。
・頭が前に出ているから後ろに引こう
・肩が前に出ているから胸を張ろう
・骨盤が後ろに倒れているから立てよう
みたいに。。
もちろん良い形を作ることは大事なのですが、意識しないとその形が続かなかったり、その形でいることがキツかったりしたら、姿勢はすぐに崩れてしまいます。
目指すべきは、“無意識に“そして“楽に”良い姿勢がとれる状態です。
そのためには…
正しく筋肉を使う必要があります。
姿勢に関わる筋肉は大きく2つに分けられます。
インナーマッスルとアウターマッスルです。
両者の違いを簡単に言えば…
インナーマッスル:関節を固定する筋肉
アウターマッスル:関節を動かす筋肉
姿勢の維持というのは関節の固定です。ぐにゃぐにゃしてたら固定できませんよね。姿勢を維持するためには関節を固定する必要があります。その役目を担うのがインナーマッスルです。
アウターマッスルで姿勢を維持しようとすれば、それは関節を動かすための筋肉なので維持できずに動いてしまうでしょう。できなくはないですが、非効率です。
多くの人が“体幹”と聞いてイメージする腹筋や背筋はアウターマッスルです。
姿勢維持に関わる横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群といった別名、姿勢維持筋とも言われる筋肉群がインナーマッスルです。
ここを分かっていないと「姿勢は体幹が大事だ!」と言ってアウターマッスルばかりを鍛えてしまうという本末転倒な事態に。。。
このような基本的なことも分かっていない指導者が平気でYouTubeに動画を上げていたりもしますので、動画選びには注意が必要です。
“ゆ〜ちゅ〜ば〜”にはご注意ください。
インナーマッスルが大事な理由
もう一つ、インナーマッスルとアウターマッスルの大きな違いがあります。
それは、
インナーマッスルは、大きな力は出ないが長時間力を出せる
アウターマッスルは、大きな力は出るが、長時間力を出せない
という違いです。
姿勢を維持するには、どちらの筋肉の方が適しているでしょうか?
明らかですよね。
そして姿勢を維持する方法は次の2種類が考えられます。
・「無意識」に維持する
・「意識」して維持する
無意識に姿勢が維持できれば必要なエネルギーは小さいです。
自然とできているわけなので。
一方、
意識して姿勢を維持すれば、必要なエネルギーが非常に大きくなります。
無理している、頑張っているって事なので。
無意識に姿勢を維持する場合は、純粋にインナーマッスル、意識して姿勢を維持する場合は、インナー、アウターの協働になります。
アウターマッスルが顔を出してくると、自然と必要なエネルギーが大きくなります。
インナーマッスルで無意識に姿勢を維持できる人と、アウターマッスルを使って意識して姿勢を維持している人とでは、必要なエネルギーが大きく違ってくるのです。
ここまでお伝えすればもうお分かりですよね。
“無意識に”そして“楽に”良い姿勢をとるには、インナーマッスルをしっかり使える必要があるのです。
インナーマッスルが弱い現代人
例えばデスクワーカーの人は、1日7〜8時間同じ姿勢でパソコンを前にして座っています。さらに多い人もいるでしょう。そして、ほとんどの人が毎日使っている“スマホ”、少ない人でも1日1〜2時間、多い人では4〜5時間は見ているのではないでしょうか?
そんな状況が毎日毎日、これから3年、5年、10年…と続くわけです。
インナーマッスルを使って無意識に楽に姿勢を維持するのか
アウターマッスルを使って非効率に頑張って姿勢を維持するのか
これからの時代のライフスタイルを考えても、どちらが良いかは一目瞭然ですよね。
普段は無意識にインナーマッスルで維持できて、一定以上負荷がかかった時に、アウターマッスルが救援する
これが理想の形です。
しかし、インナーマッスルが弱いとこうはなりません。
弱いというのは使わなすぎて筋力が弱っている場合と、適切に働かない場合とがあります。前者は筋力、後者は神経の問題です。
インナーマッスルが弱いというのは、その分アウターマッスルが顔を出さざるを得ない状況です。そうすると当然エネルギーがどんどん浪費されていくので、ただ姿勢を維持しているだけでもどんどん疲れてしまう。その結果、姿勢が崩れて猫背になり、肩こり、頭痛、腰痛などが慢性化してどんどん体がしんどくなっていく。。
これが現代人です。
今お悩みの症状を改善するためにも、そしてこれからの人生100年時代を元気に健康に生きていくためにも、これを読んでくださっているあなたには、1日でも早く良い姿勢を身につけて頂きたいと思います。
前回もお伝えしましたが、これまで姿勢が良かった人たちにも最近は姿勢の崩れが顕著に見られます。ライフスタイルの変化、施術の頻度なども影響しますが、今の社会では普通に生活していたら悪くなってしまうということでしょう。
なので、施術の中でしっかりとインナーマッスルを“正しく”鍛える方法をお伝えしていきますので、姿勢が気になっている方はぜひご来院ください。
悪い姿勢が習慣になってからでは遅いですよ。
「楽に」「効率的に」「苦労せずに」というものは世の中に溢れていますが、姿勢はそうやって身につけるものではないと僕は思います。
簡単に手に入れたものは、簡単に役に立たなくなる。
苦労して手に入れたものは、一生を支えてくれる。
インナーマッスルを正しく鍛えて
一生を支えてくれる姿勢を手に入れましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
久家
福岡市西区の姿勢矯正専門整体院ベストフォームについて
ベストフォームは、福岡市西区で姿勢矯正に特化した施術を行なっている整体院です。
完全個室・完全予約制なので、施術中に他のお客様と顔を合わせることのないプライベート空間で、人目を気にせずリラックスして施術を受けていただけます。
毎回院長である私が担当し、体の状態、症状の経過をしっかりと把握して、患者様一人一人の悩みと真剣に向き合い、責任をもって施術させていただきます。
夜は20時まで受付、日曜祝日も営業していますので、お仕事でお忙しい方も無理なく通えます。
お悩みの症状を本気で改善したい方はぜひ一度ご来院ください。
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このコラムを書いた人
福岡市西区の整体ベストフォーム 代表久家陽介
経歴
- 出身地:福岡市西区
- 出身校:修猷館高校ー九州大学ー九州大学大学院
- 大学卒業後、企業に就職。その後転職しメディカルトレーナーの資格を取得。大阪、兵庫、福岡で10年間整骨院に勤務。
- 2014年Best Formを開院。パーソナルトレーニングの指導、野球チーム(中学、高校、大学)の専属トレーナーとしての活動経験もあり、症状の改善だけでなく、健康づくり、アスリートの故障予防やパフォーマンスアップにも精通している。
メッセージ
人生100年時代を健康に生きていくためには、自分で情報を取捨選択して、「自分の健康を自分で作る」能力が必要不可欠になります。だからこそ整体で症状を改善するだけでなく、患者さんたちが自分の健康を自分で作れるようにサポートをする、これが僕ら整体師が担う重要な役目だと考えます。
当院のコンセプトは「健幸づくり」。患者様一人一人に、健康を当たり前にして幸せな人生を送って頂きたい、そんな想いを込めて仕事をさせて頂いています。
ご来院中の患者様、そしてこれから出会う方々とのご縁に感謝して、一人でも多くの方を「健幸」に導くために邁進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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