効果的に疲労を回復させる方法〜フルマラソン直後の実体験より〜
こんにちは、久家です。
私事ではありますが、
先日、福岡マラソンを走ってきました。
今回は
サブ3.5（3時間30分以内にゴール）
を目標に掲げ
練習に取り組んできました。
正直
「達成は厳しいかな」
と思っていたのですが
結果は…
3時間28分39秒
無事に達成することができました！
今回のマラソンを走るに当たっては
先週ご来院くださった方々からは、
「先生マラソンがんばってね！」
と激励の言葉をいただき、
当日は
沿道で声をかけてくださった方、
アプリで経過を見てくれていた方、
「達成おめでとう！」と連絡をくださった方
多くの方々から応援をいただきました。
皆さまの応援、激励が力になって
今回達成することができたと思っております。
本当にありがとうございました。
実は今回のマラソンでは
走ること以外にも目的があって
それが、
体の回復具合を観察すること
過去のマラソンを振り返ると
走った当日の体調が
必ず悪くなっていたんですね。
42キロも走っているので
筋肉痛や疲労は当然あるものですが、
そういったものよりも
気分が悪い、吐き気がする
といった症状が
毎回必ず強く出てきていました。
そこで今回は
この症状が出ないようにするにはどうしたらよいか
ある仮説を立てて
実験的に取り組んでみました。
結果から先に言いますと…
うまくいきましたよ！
今回の話は
日常生活の中でも
十分応用できるものですので
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、
早速始めて参りましょう！
しっかり食べても回復しない？
今回、
何をやったかというと…
マラソンの後、必要以上に食べ物を摂らないようにしました。
フルマラソンを走った直後って
エネルギーが切れているような状態です。
だから
しっかり食べてエネルギーを補給しよう
と考えて、
積極的に食べるようにしていました。
大会会場では
ゴールしたランナーの人たちに対して
無料で色々な食べ物が用意されているので
前回までは僕もそれを頂いていました。
しかし振り返ってみると
食べたからといって
回復が促進されるわけでも
体調が良くなるわけでもなく…
余計に疲れる感じがあったんですね。
走り切った直後って
確かにお腹は空いているのですが、
食欲があるかというと
そうでもない…
だから今回は
ゴール直後にスポーツドリンクを飲んで
その後アイスを1個だけ食べて
その後夕食までは
お茶で水分補給をするくらいにしてみました。
朝から食べた量は
普通の日と比べても
少ないくらいですが…
これがうまくいきました！
完走後から夕食までは
6時間以上ありましたが、
全く気分が悪くなることもなく、
吐き気もしない。
夕食もこれまでだったら
あまり食べることができなかったのですが、
普通に食べることができました。
なぜこのようなことが起こったのか？
食べなかったことで、残り少ないエネルギーを体の回復に使うことができたからだと思います。
前回までは
体を回復させるつもりで
走った後すぐに食べていたのですが、
回復させるどころか、
残り少ないエネルギーを
「消化」に使うことになり、
その結果、
余計に体を疲労させていたのでしょう。
ここまでお伝えしてきたことは
あくまで僕の体で起こったことなので
応用できるものではないように
思われるかもしれませんが…
実はこれ、
「酵素栄養学」の視点から説明できることなんです。
健康を「酵素」の視点から考える
人間の体は
約37兆個の細胞でできていますが、
1個あたり100万回の
異なった化学反応を行なっており、
その反応の「触媒」の働きをするのが
「酵素」です。
呼吸をするのも、
話すことも
聞くことも
走ることも
酵素の働きがあってこそです。
食べることも、
そして食べたものを消化することも
酵素なしでは何一つ行えません。
エネルギーを作り出すこと
細胞の入れ替え
組織の修復
有害な毒素（老廃物）の排泄
全て酵素の力なのです。
私たちの体内に
もともと存在する酵素は
「潜在酵素」と呼ばれ、
その働きにより
「消化酵素」と「代謝酵素」の2つに分けられます。
消化酵素は文字通り、
体に取り入れた食物を消化する酵素。
そして、
消化酵素以外の酵素はすべて
代謝酵素です。
潜在酵素は
生涯で生産される量が決まっており、
人間の体は、
この一定の分量を
消化作業と代謝作業に振り分けています。
どちらも生命活動にとって
なくてはならない存在ですが、
重要なのは二つの酵素のバランスです。
一方が多くなれば、もう一方が少なくなりますが、
ポイントは消化酵素の占める割合が小さいことが健康な状態ということです。
現代人は食生活の乱れによって
消化酵素を浪費し、
その結果代謝酵素が欠乏して
多くの病気を作り出していると言われています。
健康は代謝酵素の働きにかかっている！
酵素がどういったものか
何となくでも分かっていただけたでしょうか？
では
マラソン後の僕の体の状態を
酵素の観点から見てみましょう。
マラソン後の疲れ切った状態で
どれほど酵素が残っているかは
分かりませんが、
走る前よりは明らかに少ないでしょう。
体としては
その少ない酵素をできるだけ
消化よりも代謝に使いたいわけです。
そんな状況の中、
食べ物をたくさん摂ってしまうと…
酵素の多くが消化に動員され
代謝に使われる酵素が少なくなってしまいます。
前回までのマラソン後の体の不調は
これが原因ではないかと考え、
次のように仮説を立てました。
「マラソン後に食べる量を必要最低限にすれば、酵素の多くが代謝に動員され体の回復がうまくいくのではないか」
結果は先ほどご紹介した通り
うまくいきました。
今回の酵素の話、
随分前から
知識としては知っていたことですが、
なかなか日常の中で
実感できることではありません。
だからマラソン後のような
極限まで体を追い込んだ状態って
こういったことを体感するには
絶好の機会なんですね。
「体を回復させたければ、食事は必要最低限に」
頭で理解していたこのことが
今回自分の体でしっかりと実感できました。
皆さんにも
自分の体で実感して頂きたいですが、
さすがにフルマラソンは
走りたくないですよね（笑）
なので今回、
僕の体で実験した結果を
こうやって報告しています。
僕らは日常の中で
風邪を引いたり、
体調を悪くして寝込んだりすると
「しっかり栄養を摂らないと」
とついつい思ってしまいますが、
実際は食べない方が回復するんです。
普段ちゃんと食事を摂っていれば、
1日2日食べる量が減ったところで
大した問題にはなりません。
人間が健康に生きられるかどうかは、「酵素をどれだけ代謝に使えるか」にかかっています。
数に限りがある酵素を
「食べ過ぎ」によって浪費するのか
健康に生きていくために使うのか
それはあなた次第。
今回お伝えしたことを参考に
ぜひ普段の食事を考えてみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
久家
P.S.
マラソンから
4日が経ちましたが
筋肉痛も2日でとれ、
昨日からはいつも通りの体の状態です。
いかに走った当日の過ごし方が大事か
ですね！
福岡市西区の姿勢矯正専門整体院ベストフォームについて
ベストフォームは、福岡市西区で姿勢矯正に特化した施術を行なっている整体院です。
完全個室・完全予約制なので、施術中に他のお客様と顔を合わせることのないプライベート空間で、人目を気にせずリラックスして施術を受けていただけます。
毎回院長である私が担当し、体の状態、症状の経過をしっかりと把握して、患者様一人一人の悩みと真剣に向き合い、責任をもって施術させていただきます。
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このコラムを書いた人
福岡市西区の整体ベストフォーム 代表久家陽介
経歴
- 出身地：福岡市西区
- 出身校：修猷館高校ー九州大学ー九州大学大学院
- 大学卒業後、企業に就職。その後転職しメディカルトレーナーの資格を取得。大阪、兵庫、福岡で10年間整骨院に勤務。
- 2014年Best Formを開院。パーソナルトレーニングの指導、野球チーム（中学、高校、大学）の専属トレーナーとしての活動経験もあり、症状の改善だけでなく、健康づくり、アスリートの故障予防やパフォーマンスアップにも精通している。
メッセージ
人生100年時代を健康に生きていくためには、自分で情報を取捨選択して、「自分の健康を自分で作る」能力が必要不可欠になります。だからこそ整体で症状を改善するだけでなく、患者さんたちが自分の健康を自分で作れるようにサポートをする、これが僕ら整体師が担う重要な役目だと考えます。
当院のコンセプトは「健幸づくり」。患者様一人一人に、健康を当たり前にして幸せな人生を送って頂きたい、そんな想いを込めて仕事をさせて頂いています。
ご来院中の患者様、そしてこれから出会う方々とのご縁に感謝して、一人でも多くの方を「健幸」に導くために邁進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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