こんにちは、久家です。
前回は、
消化不良を起こし
体をむしばむ「酵素を減らす食品」
についてお伝えいしましたが、
あなたが普段摂っている食事はどうでしたか?
ほとんどの方が摂っている食品と思いますので、
体への影響を理解した上で
うまく付き合っていきましょうね。
それでは今回は…
最初にクイズです。
まずは直感でお答えください。
第1問
病気の時はしっかり食べた方がいい?
食べない方がいい?
第2問
消化の効率は食べる順番で変わります。
最初に食べるべき食材は?
第3問
1回の食事での咀嚼回数
戦前と現代ではどちらが多い?
どうです?
自信を持って答えられましたか?
これまでお伝えしてきた
酵素のことを理解していれば、
どれもすぐに分かると思います。
今回は、
酵素を摂る方法
についてお伝えします。
問題の答え合わせをしながら、
読んでみてくださいね。
病気の時は食べる?or食べない?
「病気の時は体力が落ちているから、
栄養を摂らなければいけない。
元気をつけるために、
無理してでも食べた方がいい」
とよく言われます。
これは本当でしょうか?
人間の生命活動の中で
一番エネルギーを使うのが
消化です。
「1日3食を消化するエネルギーは、
フルマラソンを走るエネルギーに匹敵する」
とも言われています。
人間は食べ過ぎた時に
記憶が悪くなったり…
足先と首の後ろから
冷たくなったりします。
それは、
血流が胃と腸に集中し、
他に行きにくくなるからです。
病気の時は代謝酵素が大忙しです。
そんな中、食べ過ぎてしまうと、
消化酵素を無駄使いして
代謝酵素が足らなくなってしまいます。
病気の時は、食べない方が良いのです。
動物を見ればそれがよく分かります。
動物は自らの体調が悪い時には、
何も食べずにじっとしています。
エサを口にせず断食をすることで
消化酵素を温存し、
代謝酵素の働きを活発にする術を
本能的に知っているのです。
私たち人間も
動物の習性を見習った方がいいのです。
病気の時は、
野菜、果物など
消化器官に負担のかからない食事にしましょう!
少食が長寿の秘訣
消化不良が起こすリスクについては
前回お伝えしましたが、
これは、
代謝酵素に本来の働きをさせないこと
が原因です。
それならば…
代謝酵素がしっかり働けるようにすればいいわけです。
ベストな方法は少食です。
ここ数年、
断食、ファスティングなどが
各メディアで注目され、
少食と長寿の関係は
大きな話題になっています。
この理論は、
古くは80年ほど前から存在しており、
1980年代後半になると、
「カロリー制限によって寿命が長くなる」ことが、
医学、生物学、免疫学、栄養学など
幅広い分野の研究によって
確かめられています。
日本では、
ペンギンを使った例があります。
通常ペンギンの寿命は
18〜20歳ですが、
2002年に亡くなった
長崎ペンギン水族館のぎん吉は、
39歳9ヶ月生きました。
その娘のペペは
2012年8月に亡くなりましたが、
34歳まで生きました。
この水族館では、
他のペンギンも元気で、
それぞれ長寿になりそうだといいます。
この水族館のペンギンたちを
長寿にさせているものは
一体何なのでしょうか?
それは、
食事習慣です。
エサは、他の水族館と同じ
アジやイワシなどの小魚ですが、
この水族館では、
6日間食べさせて1日断食を繰り返しているのです。
この
消化器官を休ませ酵素の浪費を防ぐ
という食習慣が長寿につながっていたのです。
これは人間にも十分通じるもの。
日本には
「腹八分に医者いらず」
「腹も身の内」
などのことわざがありますが、
昔の人は大食の恐ろしさを
十分認識していたのではないでしょうか?
満腹まで食べない、
1日2食にする
ファスティングをする
方法は何でも構いません。
ぜひあなたも少食に取り組んでみてください。
食べる順番も大事!
食べる順番について少し説明したいと思います。
何を食べるかはとても大事ですが、
食べる順番も重要です。
食事はサラダから始めましょう!
生野菜、果物は酵素も多く、
自前消化があるため、
消化も早く、
胃の中を30分ほどの速さで通過します。
消化管という1本の通路を
渋滞させることなく、
スムーズに流れて行きます。
生の食材が持つ酵素(食物酵素)が、
後から入ってくる動物性食品の消化に
効果的に働きます。
なので、
自分の体で作られる
潜在酵素の消費を
減らすことができるのです。
一時期、
「食べる順番ダイエット」
的なものが流行りましたが、
あれは、この理論です。
「酵素を絶えず体に取り入れ、働かせる」
という意識で食事をすることを心がけましょう!
酵素を摂る方法
ここからは具体的に酵素を摂る方法をご紹介します。
ジュース
酵素を摂るために生食を実践するには
ジュースが一番です。
生の野菜や果物のジュースには
・酵素
・抗酸化物質
・ビタミン
・ミネラル
・オメガ3系脂肪酸
など、体の機能を活発にさせる
さまざまな栄養素が
ふんだんに含まれています。
しかし、注意が必要です。
絞りたてでなければ、
これら栄養素の効果は期待できません。
さらに、ジューサーの選択も重要で、
高速ジューサーでは
摩擦熱によって
ジュースが酸化してしまいます。
低速ジューサーで作ることをおすすめします。
飲み方の注意点もお伝えしておきます。
①胃が空の時に飲むこと
消化がよく行なわれ、
吸収もスムーズにいきます。
②噛むように飲むこと
一息に飲み込まず、
唾液とよく混ぜながら飲みましょう。
唾液の酵素が消化を助けてくれます。
③食物繊維も一緒に摂ること
低速ジューサーでは、
ジュースとしぼりかす(食物繊維)が
別々になります。
このしぼりかすも
ジュースと一緒に摂ってください。
④果物だけでなく野菜も混ぜること
食物繊維は
血糖値の急激な上昇を防ぎます。
特に肥満や糖尿病の人は
野菜ジュースを飲みましょう!
すりおろす
野菜や果物には
もともと酵素が豊富ですが、
さらに増やして取りたいなら、
すりおろすことです。
野菜や果物はそのままで食べると、
細胞の外の酵素しか
体内に吸収されず、
細胞の中の酵素は
そのまま体外に排出されることも多いです。
しかし、
すりおろすことで
食物の細胞膜が破れ、
中に閉じ込められていた酵素が
大量に出て、
酵素の量は2~3倍、
食材によってはそれ以上になります。
しかもすりおろせば、
消化もスムーズになり、
消化酵素を無駄遣いすることもありません。
酵素は、
皮に多く含まれています。
よく洗い、
皮ごとすりおろすのが効果的です。
そのためにも
無農薬か低農薬で栽培された
新鮮な野菜や果物が良いでしょう。
すりおろしに向いている食材は、
果物ならリンゴ、
野菜なら大根です。
他には
山芋、
人参、
生姜、
セロリ、
カブ、
ニンニク、
レンコン、
玉ねぎ
などがオススメです。
おろし金は、
酵素が活性化しやすい
金属製がオススメ。
また
「生きているものは酸化する」
という事を意識して、
あまり時間をおかずに食べるようにしましょう!
発酵食品
酵素を補給できる最適な食品、
それは発酵食品です。
発酵とは読んで字のごとく
「酵素を発する」であり、
発酵食品とは
素材を微生物で発酵させた食物です。
代表的な発酵食品は、
味噌、
納豆、
醤油、
酢、
漬物
などがあります。
中でも納豆は世界に誇る健康食品です。
発酵の過程で、
アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなど
いくつもの消化酵素が生み出されますが、
素晴らしいのは納豆菌が作り出す
タンパク質分解酵素の一種、
ナットウキナーゼ
です。
ナットウキナーゼのネバネバ成分には、
脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を溶かす力があります。
納豆を食べる際には、
よく混ぜて、
ネバネバを強めることが、
その酵素をうまく摂るコツです。
よく噛んでゆっくり食べる
よく、
「栄養のあるものを食べましょう」
などと言われますが、
栄養が含まれる食物を
どれだけ摂取するかが
大切なのではなく、
体がどれだけの栄養を消化・吸収し、
利用できるかが大切です。
これは以前ご紹介した
「人は食べたものでできているのではない。
消化したものでできているのだ」
という言葉の通りです。
もちろん、
栄養価の高い食物を摂るべきですが、
その食物から栄養を
最大限に効率よく引き出さなければ、
”宝の持ち腐れ”になってしまいます。
食物から栄養を効率良く引き出すには、
「よく噛む」ことです。
よく噛むことで、
食物を細かくします。
消化は、口の中にある唾液から始まります。
ゆっくり食べ、
噛むことに時間をかけることで、
唾液にある消化酵素の
プチアリンが出て、
炭水化物が分解されます。
よく噛まずに飲み込んだ食物は、
胃腸にも負担をかけて、
完全に消化できず
消化不良の原因になります。
現代人は早食いの人が多いです。
1回の食事の
咀嚼回数と食事時間を調べた報告によると、
戦前は1420回・約22分だったのに対し、
現代は620回・約11分。
噛む回数も時間も半減しています。
別の研究報告では、
早食いの人ほど肥満度が高いとあります。
また、よく噛まない早食いは、
脳の視床下部にある
満腹中枢を刺激しないため、
つい食べ過ぎてしまいます。
脳が十分に食べたと察知するまでには
20~30分が必要です。
早食いは健康の大敵なのです。
良質な水を飲む
酵素は水が無ければ働けません。
水の存在は、酵素が活動する最低条件です。
酵素は水の「質」が悪ければ、
正常な活動ができず、
良質の水なら活性化します。
酵素にとって、良い水の条件は
・pHが7.4~7.5の弱アルカリ性であること
・有害物質が検出されず、無色透明であること
・ミネラルが存在し、酸素が多く溶け込んでいること
酵素をきちんと働かせるためには、
毎日1リットル以上の
良質の水を飲むことが必要で、
ミネラル・ウォーターがオススメです。
現在は、たくさんの水が
販売されており、
なかなかどれがいいか分からないと思います。
一般的には
日本人には軟水が合う
と言われていますが、
もちろん硬水が合う人もいます。
もうこれは相性です。
こだわり出したらキリがないですが、
ぜひいろんな水を飲んでみてください。
日本の水道水は
比較的安全ですが、
それでも雑菌を取り除くために、
塩素が含まれています。
これらを摂取すると、
体内で活性酸素が発生します。
水道水を使用するなら、
浄水器を通したほうが安心ですよ。
朝にコップ1杯の白湯がオススメ
朝起きてから、
水を飲む人はいると思いますが
僕がオススメするのは、
白湯
です。
常温の生水と
白湯って味が違いますよね。
これ、
「何かが絶対変わっている」
と思いますが
科学的にどう変わっているかは
わかりません。
子供の頃、風邪をひいたときに
白湯って飲まされませんでしたか?
水じゃなくて白湯でしたよね。
あれって
昔からずっと受け継がれてきた知恵だと思うんですよね。
だから何か意味があるものなんだと。
こういった
「おばあちゃんの知恵」的なものって
代々受け継がれてきているもの。
そして
アーユルベーダという
4000年〜5000年の歴史がある健康法でも
白湯を飲むことが
受け継がれてきています。
という事は、
白湯って何かがある
と思うわけです。
しばらくすると
科学が解明すると思いますが
今のところ分かっていない。
でもこれだけ長い年月
代々受け継がれるだけの何かがあるんだったら
それはいいものじゃないかと思うので、
僕は毎朝、白湯を飲んでいます。
起床後の
胃に何も入っていない状態で
コップ1杯飲むことで、
腸内を浄化させて
身体をキレイにする
そんなイメージですかね。
腸が刺激されるので
便通も良くなりますよ。
実際、飲み始めてからは
風邪はほとんどひかないし
体調もずっといいです。
ぜひお試しください!
いかがでしたか?
5回にわたって
「酵素栄養学」を中心にした食事の考え方
をお伝えしてきました。
現在、食に関しては
莫大な情報が
インターネット上に溢れかえっています。
僕もそうだったのですが、
色々な情報があり過ぎて
何が良いのか、
何が悪いのか
さっぱりわからない
といった状態にあなたもなっていませんか?
僕の場合は、
この「酵素栄養学」を知ってからは、
食を考える際の「基準」ができて、
溢れている情報の中から、
自分に必要な情報を選べるようになりました。
あなたが食を考える際に、
今回お伝えしてきたことが
何かお役に立てれば幸いです。
そして、
世間一般に言われている健康ではなく
「あなたらしさが存在する健康」を
手に入れてください!
「日常の食事の中で
不足しやすい栄養素を補給して〜」
健康食品の謳い文句として
よく聞きますが、
これって何だと思いますか?
そして不足したら
実際どうなるのでしょうか?
答えは・・
ビタミン、ミネラル
記事内でもお伝えしましたが、
ビタミン・ミネラルは別名【補酵素】とも呼ばれ
酵素の働きをサポートします。
健康な体という「家」を建てる時の
「作業員」に当たるのが酵素
「道具」に当たるのがビタミン・ミネラル
です。
良い道具が使えれば、
作業員は効率よく仕事でき、
スムーズに家も建つわけです。
ということは、
ビタミン・ミネラルが不足すれば、
酵素が効率よく働かなくなり、
健康な体を作れなくなります。
そこで当院では、
酵素がしっかり働くために必要な成分を豊富に含んだ
特別な青汁をご提案させていただいています。
健康・美容に欠かせない
ビタミン・ミネラルが豊富!
さらに腸内環境も整え、
睡眠の質もアップ!
この一杯に嬉しい効果がぎっしりな
オールインワンの青汁です♪
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